2025年度 九州・沖縄ブロック 登録販売者試験 過去問/Ⅶ 内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)
Q:
以下の内服アレルギー用薬のうち、構成生薬としてカンゾウを含まない漢方処方製剤として、正しいものを一つ選びなさい。
1 茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)
2 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
3 当帰飲子(とうきいんし)
4 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
5 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
正答
1 茵蔯蒿湯(いんちんこうとう) あなたの解答 正答
2 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう) あなたの解答
3 当帰飲子(とうきいんし) あなたの解答
4 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう) あなたの解答
5 小青竜湯(しょうせいりゅうとう) あなたの解答
解説
○1 正しい。
×2 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)は、カンゾウを含む。
×3 当帰飲子(とうきいんし)は、カンゾウを含む。
×4 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)は、カンゾウを含む。
×5 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、カンゾウを含む。
基本事項
漢方処方製剤
・内服アレルギー用薬として使用される漢方処方製剤は以下の8種類で、上の4つは皮膚の症状を主とする人に適すとされる。また、下の4つは鼻の症状を主とする人に適すとされる。なお、茵蔯蒿湯、辛夷清肺湯を除き、いずれも構成生薬としてカンゾウを含む。
・漢方処方製剤では、使用する人の体質と症状にあわせて漢方処方が選択されることが重要である。なお、以下の漢方処方製剤はいずれも1カ月以上の比較的長期間服用されることがある。
・漢方の考え方に基づくと、生体に備わっている自然治癒の働きに不調を生じるのは、体内における様々な循環がバランスよく行われないことによるとされている。
・漢方処方製剤では、使用する人の体質と症状にあわせて漢方処方が選択されることが重要である。なお、以下の漢方処方製剤はいずれも1カ月以上の比較的長期間服用されることがある。
・漢方の考え方に基づくと、生体に備わっている自然治癒の働きに不調を生じるのは、体内における様々な循環がバランスよく行われないことによるとされている。アレルギーを生じるしくみ
[リンク挿入 アレルギー(過敏反応)を生じるしくみ]
内服アレルギー薬
・内服アレルギー用薬は、蕁麻疹(じんましん)や湿疹(しっしん)、かぶれ及びそれらに伴う皮膚のかゆみや鼻炎に用いられる内服薬の総称である。 
▼ 内服アレルギー用薬と鼻炎用内服薬の違い
・内服アレルギー用薬は、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分(抗ヒスタミン成分)を主体として配合されている。
・抗ヒスタミン成分に加えて、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状の緩和を目的として、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる成分(アドレナリン作動成分)や鼻汁分泌やくしゃみを抑える成分(抗コリン成分)等を組み合わせて配合されたものを鼻炎用内服薬という。
▼ 内服アレルギー用薬と鼻炎用内服薬の違い
・内服アレルギー用薬は、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分(抗ヒスタミン成分)を主体として配合されている。
・抗ヒスタミン成分に加えて、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状の緩和を目的として、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる成分(アドレナリン作動成分)や鼻汁分泌やくしゃみを抑える成分(抗コリン成分)等を組み合わせて配合されたものを鼻炎用内服薬という。
アドレナリン作動成分
・鼻炎用内服薬では、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、以下のアドレナリン作動成分が含まれることがある。 プソイドエフェドリン塩酸塩 フェニレフリン塩酸塩 メチルエフェドリン塩酸塩★
★ メチルエフェドリン塩酸塩は,血管収縮作用により,かゆみを鎮める効果を期待して,アレルギー用薬でも用いられることがある.
★ メチルエフェドリン塩酸塩は,血管収縮作用により,かゆみを鎮める効果を期待して,アレルギー用薬でも用いられることがある.
相互作用
抗炎症成分
・皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、以下の成分が配合される。
・グリチルリチン酸二カリウム
・グリチルリチン酸
・グリチルリチン酸モノアンモニウム
・トラネキサム酸
・カンゾウ(甘草.生薬成分.グリチルリチン酸を含有している)
・グリチルリチン酸二カリウム
・グリチルリチン酸
・グリチルリチン酸モノアンモニウム
・トラネキサム酸
・カンゾウ(甘草.生薬成分.グリチルリチン酸を含有している)
アレルゲン
・どのような物質がアレルゲン(抗原)となってアレルギーを生じるかは、人によって異なり、複数の物質がアレルゲンとなることもある。主なアレルゲンは以下の通り。
・花粉は種類により飛散する時期が異なる。スギ、ヒノキ等の樹木は春が中心に、カモガヤ等のイネ科の草本では初夏に、ブタクサやヨモギ等のキク科の草本では真夏から秋口に花粉が飛散する。
受診等を検討すべきケース
・増悪と寛解を繰り返しながら慢性に経過する湿疹で、多くの場合、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎等の病歴又は家族歴がある。
アレルゲン特定のためには医療機関の受診が必要
・アレルギー症状を軽減するには、日常生活におけるアレルゲンの除去・回避といった根源的な対応が図られることが重要であり、何がアレルゲンとなって症状が生じているのかが見極められることが重要である。なお、アレルゲンを厳密に特定するには医療機関における検査が必要となる。
・皮膚症状が治まると喘息(ぜんそく)が現れるというように、種々のアレルギー症状が連鎖的に現れることがある。このような場合、一般用医薬品によって一時的な対処を図るよりも、医療機関で総合的な診療を受けた方がよい。
生薬成分
・内服アレルギー用薬に用いられる生薬成分は、以下の通りである。
出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。