第3章

内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)

この項目のブロック別出題数(過去5年)
ブロック? 20212022202320242025
北海道・東北 22011
北関東・甲信越 22222
首都圏 10212
北陸・東海 11111
関西広域 12113
中国・四国 11112
九州・沖縄 32024
総出題数 11107915

集計: AstraStudy収載の過去問データベース(2021〜2025年度・各ブロック年120問)をガイドライン項目別に分類

アレルゲン

・どのような物質がアレルゲン(抗原)となってアレルギーを生じるかは、人によって異なり、複数の物質がアレルゲンとなることもある。主なアレルゲンは以下の通り。

アレルゲン — どのような物質がアレルゲン(抗原)となってアレルギーを生じるかは、人によって異なり、複数の物質がアレルゲンとなることもある。主なアレルゲンは以下の通り。 花粉は種類により飛散する時期が異なる。

・花粉は種類により飛散する時期が異なる。スギ、ヒノキ等の樹木は春が中心に、カモガヤ等のイネ科の草本では初夏に、ブタクサやヨモギ等のキク科の草本では真夏から秋口に花粉が飛散する。

免疫グロブリンによる肥満細胞の刺激とヒスタミン等の作用

・アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識した免疫グロブリン(抗体)によって肥満細胞【語句解説】が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質であるヒスタミンやプロスタグランジン等の物質が遊離する。

免疫グロブリンによる肥満細胞の刺激とヒスタミン等の作用 — アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識した免疫グロブリン(抗体)によって肥満細胞【語句解説】が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質であるヒスタミンやプロスタグランジン等の物質が遊離する。

【語句解説】肥満細胞(マスト細胞)

・身体中の血管周囲、特に皮膚・皮下組織、肺、消化管、肝臓に存在しており、免疫機構の一端を担う。なお、肥満細胞の名称は、ヒスタミンやプロスタグランジン等の生理活性物質を細胞内に貯蔵するために細胞自体が大きくなることから付いたものであり、肥満症との関連性はない。

蕁麻疹が起こる原因

・蕁麻疹(じんましん)は、アレルゲンとの接触により起こることが多いが、他にも様々な原因により起こる。

蕁麻疹が起こる原因 — 蕁麻疹(じんましん)は、アレルゲンとの接触により起こることが多いが、他にも様々な原因により起こる。

内服アレルギー薬

・内服アレルギー用薬は、蕁麻疹(じんましん)や湿疹(しっしん)、かぶれ及びそれらに伴う皮膚のかゆみや鼻炎に用いられる内服薬の総称である。

内服アレルギー薬 — 内服アレルギー用薬は、蕁麻疹(じんましん)や湿疹(しっしん)、かぶれ及びそれらに伴う皮膚のかゆみや鼻炎に用いられる内服薬の総称である。 内服アレルギー用薬は、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分(抗ヒスタミン成分)を主体として配合されている。

内服アレルギー用薬と鼻炎用内服薬の違い

・内服アレルギー用薬は、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分(抗ヒスタミン成分)を主体として配合されている。

・抗ヒスタミン成分に加えて、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状の緩和を目的として、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる成分(アドレナリン作動成分)や鼻汁分泌やくしゃみを抑える成分(抗コリン成分)等を組み合わせて配合されたものを鼻炎用内服薬という。

内服アレルギー薬 — 内服アレルギー用薬は、蕁麻疹(じんましん)や湿疹(しっしん)、かぶれ及びそれらに伴う皮膚のかゆみや鼻炎に用いられる内服薬の総称である。 内服アレルギー用薬は、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分(抗ヒスタミン成分)を主体として配合されている。

a 抗ヒスタミン成分

・肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分(抗ヒスタミン成分)として、以下の成分が配合される。

・クロルフェニラミンマレイン酸塩

・カルビノキサミンマレイン酸塩

・クレマスチンフマル酸塩

・ジフェンヒドラミン塩酸塩

・ジフェニルピラリン塩酸塩

・ジフェニルピラリンテオクル酸塩

・トリプロリジン塩酸塩

・メキタジン

・アゼラスチン

・エメダスチン

・ケトチフェンフマル塩酸

・エピナスチン塩酸塩

・フェキソフェナジン塩酸塩 

・ロラタジン など

抗ヒスタミン成分の服用後は、運転操作を避ける

・ヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒に大きく関与する部位において覚醒の維持・調節を行う働きを担っているが、抗ヒスタミン成分によりヒスタミンの働きが抑えられると眠気が促される。

・重大な事故につながるおそれがあるため、抗ヒスタミン成分が配合された内服薬を服用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避けることとされている。

抗ヒスタミン成分の服用後は、運転操作を避ける — ヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒に大きく関与する部位において覚醒の維持・調節を行う働きを担っているが、抗ヒスタミン成分によりヒスタミンの働きが抑えられると眠気が促される。

抗ヒスタミン成分のその他の注意点/副作用

抗ヒスタミン成分のその他の注意点/副作用 — 抗ヒスタミン成分のうち、メキタジンやジフェンヒドラミンを含む成分では、以下の点にも注意が必要である。

・抗ヒスタミン成分のうち、メキタジンやジフェンヒドラミンを含む成分では、以下の点にも注意が必要である。

抗ヒスタミン成分のその他の注意点/副作用 — 抗ヒスタミン成分のうち、メキタジンやジフェンヒドラミンを含む成分では、以下の点にも注意が必要である。

b 抗炎症成分

・皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、以下の成分が配合される。

・グリチルリチン酸二カリウム

・グリチルリチン酸

・グリチルリチン酸モノアンモニウム

・トラネキサム酸

・カンゾウ(甘草.生薬成分.グリチルリチン酸を含有している)

c アドレナリン作動成分

・鼻炎用内服薬では、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、以下のアドレナリン作動成分が含まれることがある。

プソイドエフェドリン塩酸塩

フェニレフリン塩酸塩

メチルエフェドリン塩酸塩★

★メチルエフェドリン塩酸塩は,血管収縮作用により,かゆみを鎮める効果を期待して,アレルギー用薬でも用いられることがある.

プソイドエフェドリン塩酸塩の注意点/副作用

・プソイドエフェドリン塩酸塩については、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強く、副作用が現れることも多い。使用を避けるべき人もいるので、使用前に十分確認しておく必要がある。

プソイドエフェドリン塩酸塩の注意点

プソイドエフェドリン塩酸塩の注意点/副作用 — プソイドエフェドリン塩酸塩については、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強く、副作用が現れることも多い。使用を避けるべき人もいるので、使用前に十分確認しておく必要がある。

【語句解説】モノアミン酸化酵素

・生体物質であるアドレナリンや医薬品として摂取されたプソイドエフェドリンなどの物質の代謝に関与する酵素。

・なお、プソイドエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリン塩酸塩については、依存性がある成分であり、長期間にわたって連用された場合、薬物依存につながるおそれがある。

d 抗コリン成分

・鼻炎用内服薬では、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として、以下の抗コリン成分が配合されることがある。

・ベラドンナ総アルカロイド

・ヨウ化イソプロパミド

※ベラドンナはナス科の草本で、その葉や根に、副交感神経系から放出されるアセチルコリンの働きを抑える作用を示すアルカロイドを含む。

e ビタミン成分

・皮膚や粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンを補給することを目的として、以下の成分が含まれることがある。

ビタミンB2(リボフラビンリン酸エステルナトリウムなど)

ビタミンB6(ピリドキサールリン酸エステル,ピリドキシン塩酸塩)

パンテノール

パントテン酸カルシウム

ビタミンC(アスコルビン酸など)

ニコチン酸アミド など

相互作用

相互作用 — また、アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)と鼻炎用点鼻薬のように、内服薬と外用薬でも同じ成分または同種の作用を有する成分が重複することもあり、それらは相互に影響し合わないとの誤った認識に基づいて、併用されることのないよう注意が必要である。

・また、アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)と鼻炎用点鼻薬のように、内服薬と外用薬でも同じ成分または同種の作用を有する成分が重複することもあり、それらは相互に影響し合わないとの誤った認識に基づいて、併用されることのないよう注意が必要である。

相互作用 — また、アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)と鼻炎用点鼻薬のように、内服薬と外用薬でも同じ成分または同種の作用を有する成分が重複することもあり、それらは相互に影響し合わないとの誤った認識に基づいて、併用されることのないよう注意が必要である。

受診勧奨

受診勧奨

アレルゲン特定のためには医療機関の受診が必要

・アレルギー症状を軽減するには、日常生活におけるアレルゲンの除去・回避といった根源的な対応が図られることが重要であり、何がアレルゲンとなって症状が生じているのかが見極められることが重要である。なお、アレルゲンを厳密に特定するには医療機関における検査が必要となる。

アレルゲン特定のためには医療機関の受診が必要 — アレルギー症状を軽減するには、日常生活におけるアレルゲンの除去・回避といった根源的な対応が図られることが重要であり、何がアレルゲンとなって症状が生じているのかが見極められることが重要である。なお、アレルゲンを厳密に特定するには医療機関における検査が必要となる。

・皮膚症状が治まると喘息(ぜんそく)が現れるというように、種々のアレルギー症状が連鎖的に現れることがある。このような場合、一般用医薬品によって一時的な対処を図るよりも、医療機関で総合的な診療を受けた方がよい。

受診等を検討すべきケース

受診等を検討すべきケース — 【語句解説】アトピー性皮膚炎 増悪と寛解を繰り返しながら慢性に経過する湿疹で、多くの場合、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎等の病歴又は家族歴がある。 受診等を検討すべきケース — 【語句解説】アトピー性皮膚炎 増悪と寛解を繰り返しながら慢性に経過する湿疹で、多くの場合、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎等の病歴又は家族歴がある。

【語句解説】アトピー性皮膚炎

・増悪と寛解を繰り返しながら慢性に経過する湿疹で、多くの場合、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎等の病歴又は家族歴がある。

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