2025年度 中国・四国ブロック 登録販売者試験 過去問/2 口内炎用薬
口内炎用薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。
b 口内炎は、疱疹ウイルスの口腔内感染や、医薬品の副作用として生じる場合がある。
c アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、患部からの細菌感染を防止することを目的として用いられる殺菌消毒成分である。
d 茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)は、体力虚弱で、元気がなく、胃腸の働きが衰えて、便秘するものの蕁麻疹(じんましん)、口内炎、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされる。
1(a,b)
2(a,c)
3(b,c)
4(b,d)
5(c,d)
正答
1(a,b) あなたの解答 正答
2(a,c) あなたの解答
3(b,c) あなたの解答
4(b,d) あなたの解答
5(c,d) あなたの解答
解説
○a 正しい。
○b 正しい。
×c アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、口内炎時の口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して配合される。患部からの細菌感染を防止する殺菌消毒成分として、セチルピリジニウム塩化物やクロルヘキシジン塩酸塩、アクリノールなどが用いられる。
×d 茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)は、体力中等度以上で口渇があり、尿量が少なく、便秘する者の蕁 麻疹(じんましん)、口内炎、湿疹(しっしん)、皮膚炎、皮膚の痒(かゆ)みに適すとされる。
基本事項
口内炎用薬
・口内炎用薬は、口内炎、舌炎の緩和を目的として口腔内局所に適用される外用薬である。抗炎症成分、殺菌消毒成分、生薬成分が用いられる。
▼ 口内炎用薬で用いられる成分

漢方処方製剤(茵蔯蒿湯)
・口内炎用薬に用いられる漢方処方製剤として、茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)が挙げられる。詳細を確認しておこう。

口内炎、舌炎の概要
・口内炎や舌炎は、いずれも口腔粘膜に生じる炎症で、代表的な口腔疾患である。口腔の粘膜上皮に水疱(すいほう)や潰瘍(かいよう)ができて痛み、ときに口臭を伴う。
・発生の仕組みは必ずしも解明されていないが、栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足、唾液分泌の低下、口腔内の不衛生などが要因となって生じることが多いとされる。
▼ 口内炎、舌炎の原因と考えられるもの

受診勧奨
・症状によっては、口内炎用薬の使用が適さない可能性もある。登録販売者の適切なアドバイスが重要となる可能性もあるので、以下のケースを確認しておこう。

シコン(紫根)
・ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬。
・新陳代謝促進、殺菌、抗炎症、組織修復促進、抗菌等の作用を期待して用いられる。
▼ ムラサキ

相互作用
・口内炎用薬は、口腔内を清浄にしてから使用することが重要であり、口腔咽喉薬、含嗽薬(がんそうやく)などを使用する場合には、十分な間隔を置くべきである。
出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。