2025年度 九州・沖縄ブロック 登録販売者試験 過去問/2 殺虫剤・忌避剤
衛生害虫及び殺虫剤・忌避(きひ)剤に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア ディートを含有する忌避剤(医薬品及び医薬部外品)は、生後6カ月未満の乳児については、顔面への使用を避け、1日の使用限度(1日1回)を守って使用する必要がある。
イ ハエの幼虫(ウジ)の防除の目的に、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤を使用することは有効である。
ウ カーバメイト系殺虫成分であるプロポクスルは、アセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合し、その働きを阻害することにより殺虫作用を示す。
エ ヒョウヒダニ類は、ヒトを刺すことはないが、ダニの糞や死骸がアレルゲンとなって気管支喘息(ぜんそく)やアトピー性皮膚炎などを引き起こすことがある。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤
正答
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正 あなたの解答
2 正 正 誤 誤 あなたの解答
3 正 誤 誤 正 あなたの解答
4 誤 正 誤 正 あなたの解答 正答
5 誤 誤 正 誤 あなたの解答
解説
×ア ディートは、外国において動物実験で神経毒性が示唆されているため、ディートを含有する忌避剤(医薬品及び医薬部外品)を生後6カ月未満の乳児への使用を避けることとされている。なお、生後6カ月から12歳未満までの小児については、顔面への使用を避け、1日の使用限度を守って使用する必要がある。
○イ 正しい。
×ウ プロポクスルは、カーバメイト系殺虫成分であり、有機リン系殺虫成分と同様にアセチルコリンエステラーゼを阻害して殺虫作用を示すが、有機リン系殺虫成分と異なり、アセチルコリンエステラーゼとの結合は可逆的である。
○エ 正しい。
基本事項
ディートは6カ月未満の乳児NG
・ディートについては、外国において動物実験(ラット皮膚塗布試験)で神経毒性が示唆されているため、ディートを含有する忌避剤(医薬品及び医薬部外品)は、生後6カ月未満の乳児への使用を避けることとされている。
・また、生後6ヶ月から12歳未満までの小児については、顔面への使用を避け、以下の1日の使用限度を守って使用する必要がある。

カーバメイト系殺虫成分、オキサジアゾール系殺虫成分
代表的な配合成分・用法、誤用・事故等への対処
・殺虫剤に用いられる成分は、以下のように多くの種類がある。殺虫剤の使用にあたっては、殺虫作用に対する抵抗性が生じるのを避けるため、同じ殺虫成分を長期間連用せず、いくつかの殺虫成分を順番に使用していくことが望ましい。
▼ 殺虫剤に配合される主な成分

殺虫剤・忌避剤の分類
・殺虫剤・忌避(きひ)剤は、ハエ、ダニ、蚊等の衛生害虫の防除を目的とするものと、それ以外のものがある。衛生害虫の防除を目的とする殺虫剤・忌避剤は、医薬品または医薬部外品として、法による規制の対象とされている。
▼ 殺虫剤・忌避剤の分類

主な剤形、用法
・殺虫剤、忌避(きひ)剤は、剤形や用法が様々であることも特徴の一つである。それぞれの成分が効果的に作用するために様々な剤形が用いられるので、各剤形の特徴をおさえておこう。
▼ 殺虫剤、忌避(きひ)剤で用いられる主な剤形

出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。