2025年度 九州・沖縄ブロック 登録販売者試験 過去問/3 体の局所に現れる副作用
Q:
感覚器系に現れる副作用に関する以下の記述について、()の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
眼球内の角膜と(ア)の間を満たしている眼房水が排出されにくくなると、眼圧が上昇し、視覚障害を生じることがある。抗コリン作用がある成分が配合された医薬品は、特に緑内障により隅角が(イ)なっている人が使用する際には、眼圧上昇に厳重な注意が必要である。
ア
イ
1 毛様体 広く
2 毛様体 狭く
3 水晶体 広く
4 水晶体 狭く
5 結膜 広く
正答
ア
イ
1 毛様体 広く あなたの解答
2 毛様体 狭く あなたの解答
3 水晶体 広く あなたの解答
4 水晶体 狭く あなたの解答 正答
5 結膜 広く あなたの解答
解説
×1 選択肢4が正しい。
×2 選択肢4が正しい。
×3 選択肢4が正しい。
○4 正しい組み合わせ。
×5 選択肢4が正しい。
基本事項
a 眼圧上昇
・眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている眼房水が排出されにくくなると、眼圧が上昇して視覚障害を生じることがある。
・たとえば、抗コリン作用がある成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇し(急性緑内障発作)、眼痛や眼の充血に加え、急激な視力低下をきたすことがある。特に眼房水の出口である隅角が狭くなっている閉塞隅角緑内障がある人では厳重な注意が必要である。眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐(おうと)等の症状が現れることもある。
・高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害(視野欠損や失明)に至るおそれがあるので、速やかに眼科専門医の診療を受ける必要がある。
・たとえば、抗コリン作用がある成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇し(急性緑内障発作)、眼痛や眼の充血に加え、急激な視力低下をきたすことがある。特に眼房水の出口である隅角が狭くなっている閉塞隅角緑内障がある人では厳重な注意が必要である。眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐(おうと)等の症状が現れることもある。
・高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害(視野欠損や失明)に至るおそれがあるので、速やかに眼科専門医の診療を受ける必要がある。
7)副作用情報等の収集と報告
・法第68条の10第2項の規定に基づき、登録販売者は、医薬品の副作用等を知った場合において、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、その旨を厚生労働大臣に報告しなければならないとされており、実務上は決められた形式に従い報告書を独立行政法人医薬品医療機器総合機構に提出することとなる。
・一般用医薬品においても毎年多くの副作用が報告されており、市販後も医薬品の安全性を継続的に確保するために、専門家により多くの情報が収集され医薬品の安全性をより高める活動が続けられている。
・一般用医薬品においても毎年多くの副作用が報告されており、市販後も医薬品の安全性を継続的に確保するために、専門家により多くの情報が収集され医薬品の安全性をより高める活動が続けられている。
a 腎障害
・医薬品の使用が原因となって、腎障害を生じることがある。なお、外国から個人的に購入した医薬品(生薬・漢方薬)またはそれらと類似する健康食品(健康茶等)の摂取によって重篤な腎障害を生じた事例も報告されている。
・以下の症状が現れたときは、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、速やかに医師の診療を受ける必要がある。
■ 尿量の減少
■ ほとんど尿が出ない、逆に一時的に尿が増える
■ むくみ(浮腫)
■ 倦怠(けんたい)感
■ 発疹(ほっしん)
■ 吐きけ・嘔吐(おうと)
■ 発熱
■ 尿が濁る・赤みを帯びる(血尿) など
・以下の症状が現れたときは、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、速やかに医師の診療を受ける必要がある。
■ 尿量の減少
■ ほとんど尿が出ない、逆に一時的に尿が増える
■ むくみ(浮腫)
■ 倦怠(けんたい)感
■ 発疹(ほっしん)
■ 吐きけ・嘔吐(おうと)
■ 発熱
■ 尿が濁る・赤みを帯びる(血尿) など
b その他の目に現れる副作用
・医薬品によっては、瞳の拡大(散瞳)による異常な眩(まぶ)しさや目のかすみ等の副作用が現れることがある。
・眠気と同様に、そのような症状が乗物や機械類の運転操作中に現れると重大な事故につながるおそれがあるので、散瞳を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、そうした作業は避けなければならない。
・眠気と同様に、そのような症状が乗物や機械類の運転操作中に現れると重大な事故につながるおそれがあるので、散瞳を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、そうした作業は避けなければならない。
b 喘息
・医薬品の使用による喘息(ぜんそく)では、原因となる医薬品(アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症成分を含む解熱鎮痛薬など)の使用後に以下の症状が起こる。
・合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。軽症例は半日程度で回復するが、重症例は24時間以上持続し、窒息による意識消失から死に至る危険もある。そのような場合には、直ちに救命救急処置が可能な医療機関を受診しなければならない。
・以下の人では喘息を発症しやすい。また、これまでに医薬品(内服薬に限らない)で喘息(ぜんそく)発作を起こしたことがある人は特に喘息が重症化しやすいので、同種の医薬品の使用を避ける必要がある。
▼ 喘息を発症しやすい人
・以下の人では喘息を発症しやすい。また、これまでに医薬品(内服薬に限らない)で喘息(ぜんそく)発作を起こしたことがある人は特に喘息が重症化しやすいので、同種の医薬品の使用を避ける必要がある。
▼ 喘息を発症しやすい人
b イレウス様症状(腸閉塞様症状)
・イレウスとは、腸内容物の通過が阻害された状態のことである。腸管自体は閉塞していなくても、医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられると、以下のように深刻な症状が現れる。
▼ イレウスでみられる症状
・小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、発症のリスクが高い。また、下痢治癒後の便秘を放置して、症状を悪化させてしまうことがある。
・いずれにしても初期症状に気付いたら、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、早期に医師の診療を受けるなどの対応が必要である。
▼ イレウスでみられる症状
・いずれにしても初期症状に気付いたら、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、早期に医師の診療を受けるなどの対応が必要である。
接触皮膚炎
・接触皮膚炎は、いわゆる「肌に合わない」という状態であり、外来性の物質が皮膚に接触することで現れる炎症である。同じ医薬品が触れても、発症するか否かはその人の体質によって異なる。原因となる医薬品と接触してから発症するまでの時間は様々である。
▼ 接触皮膚炎とアレルギー性皮膚炎の比較(イメージ)
・症状が現れたときは、重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を中止する。通常は1週間程度で症状は治まるが、再びその医薬品に触れると再発する。
▼ 接触皮膚炎とアレルギー性皮膚炎の比較(イメージ)
光線過敏症
・光線過敏症では、太陽光線(紫外線)に曝(さら)されて、初めてかぶれ症状が起こる。その症状は医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。貼付(ちょうふ)剤の場合、剥がした後でも発症することがある。
・光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し、遮光(白い生地や薄手の服は紫外線を透過するおそれがあるので不可)して速やかに医師の診療を受ける必要がある。
・光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し、遮光(白い生地や薄手の服は紫外線を透過するおそれがあるので不可)して速やかに医師の診療を受ける必要がある。
b 排尿困難、尿閉
・副交感神経系の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱(ぼうこう)の排尿筋の収縮が抑制され、以下の症状が現れる。初期段階で適切な対応が図られるよう、尿勢の低下等の兆候に留意することが重要である。
▼ 排尿困難等の副作用が生じる流れ
・上記のような症状が現れたときには、原因と考えられる医薬品の使用を中止する。多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止することにより症状は速やかに改善するが、医療機関における処置を必要とする場合もある
▼ 排尿困難等の副作用が生じる流れ
薬疹が起こったら
・医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合は、薬疹(やくしん)の可能性を考慮すべきである。重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止する。痒(かゆ)み等の症状に対して、一般の生活者が自己判断で対症療法を行うことは、原因の特定を困難にするおそれがあるため、避けるべきである。なお、薬疹(やくしん)は医薬品の使用後1〜2週間で起きることが多いが、長期使用後に現れることもある。
・多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止すれば、症状は次第に寛解する。ただし、以前、薬疹(やくしん)を経験したことがある人が再度同種の医薬品を使用すると、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症などの、より重篤なアレルギー反応を生じるおそれがあるので、同種の医薬品の使用を避けなければならない。
・多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止すれば、症状は次第に寛解する。ただし、以前、薬疹(やくしん)を経験したことがある人が再度同種の医薬品を使用すると、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症などの、より重篤なアレルギー反応を生じるおそれがあるので、同種の医薬品の使用を避けなければならない。
出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。