2025年度 九州・沖縄ブロック 登録販売者試験 過去問/ガイドライン204
腎臓に関する以下の記述について、()の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の()内には同じ字句が入ります。
腎臓に入る動脈は細かく枝分かれし、毛細血管が(ア)を形成する。
(ア)の外側を(イ)が包み込んでおり、これを(ウ)という。(ウ)と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位を構成している。
ア イ
ウ
1 ボウマン嚢 腎小体 ネフロン
2 ボウマン嚢 糸球体 ネフロン
3 糸球体 ネフロン ボウマン嚢
4 糸球体 ネフロン 腎小体
5 糸球体 ボウマン嚢 腎小体
正答
ア イ
ウ
1 ボウマン嚢 腎小体 ネフロン あなたの解答
2 ボウマン嚢 糸球体 ネフロン あなたの解答
3 糸球体 ネフロン ボウマン嚢 あなたの解答
4 糸球体 ネフロン 腎小体 あなたの解答
5 糸球体 ボウマン嚢 腎小体 あなたの解答 正答
解説
×1 選択肢5が正しい。
×2 選択肢5が正しい。
×3 選択肢5が正しい。
×4 選択肢5が正しい。
○5 正しい組み合わせ。
基本事項
腎臓の構造
・横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、内側中央部のくびれた部分に尿管、動脈、静脈、リンパ管等がつながっている。

・腎臓に入る動脈は細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。糸球体の外側を袋状のボウマン嚢(のう)が包み込んでおり、これを腎小体という。ボウマン嚢(のう)から1本の尿細管が伸びて、腎小体と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)を構成している。

4)泌尿器系
・泌尿器系は、血液中の老廃物を、尿として体外へ排泄(はいせつ)するための器官系である。ここでは腎臓と副腎、尿路について説明する。
・なお、泌尿器のほかに、広義の排泄器官としては、二酸化炭素を排出する呼吸器や、老廃物を汗として排出する外皮等も含まれるが、生命活動によって生じた老廃物の排出のほとんどは、泌尿器系によって行われている。
b 尿路(膀胱、尿道)
・左右の腎臓と膀胱(ぼうこう)は尿管でつながっており、腎臓から膀胱を経て尿道に至る尿の通り道を尿路という。

・尿のほとんどは水分で、尿素、尿酸等の老廃物、その他微量の電解質、ホルモン等を含む。尿は血液が濾過(ろか)されて作られるため、糞便(ふんべん)とは異なり、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。
副腎
・副腎は左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、皮質と髄質の2層構造からなる。

【語句解説】アルドステロン
・アルドステロンは、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄(はいせつ)を促すホルモンであり、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。なお、アルドステロンの分泌が過剰になると、高血圧、むくみ(浮腫)、カリウム喪失などを生じる(アルドステロン症)。
尿道
・膀胱(ぼうこう)に溜まった尿が体外に排泄(はいせつ)されるときに通る管である。女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすい。高齢者では、膀胱や尿道の括約筋の働きによって排尿を制御する機能が低下し、また、膀胱の容量が小さくなるため、尿失禁を起こしやすくなる。また、男性では、膀胱の真下に尿道を取り囲むように前立腺がある。加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
膀胱
・下腹部の中央に位置し、尿を一時的に溜める袋状の器官である。
・尿が膀胱(ぼうこう)に溜まってくると刺激が脳に伝わって尿意が生じる。膀胱の出口にある膀胱括約筋が緩むと、同時に膀胱壁の排尿筋が収縮し、尿が尿道へと押し出される。
腎臓の機能
・腎臓には非常に多くの機能がある。ここでは代表的な4つの機能について確認しておこう。

出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。