2025年度 九州・沖縄ブロック 登録販売者試験 過去問/医薬品のリスク評価
医薬品のリスク評価に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア Good Laboratory Practice(GLP)とは、ヒトを対象とした臨床試験の実施の基準のことである。
イ Good Clinical Practice(GCP)とは、医薬品の安全性に関する非臨床試験の基準のことである。
ウ Good Post-marketing Study Practice(GPSP)とは、医薬品の製造販売後安全管理の基準のことである。
エ Good Vigilance Practice(GVP)とは、医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準のことである。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 誤
正答
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤 あなたの解答
2 正 誤 正 正 あなたの解答
3 正 誤 正 誤 あなたの解答
4 誤 正 正 正 あなたの解答
5 誤 誤 誤 誤 あなたの解答 正答
解説
×ア 誤り。Good Laboratory Practice(GLP)は、医薬品の安全性に関する非臨床試験の基準のことである。ヒトを対象とした臨床試験の実施の基準はGood Clinical Practice(GCP)である。
×イ 誤り。Good Clinical Practice(GCP)は、ヒトを対象とした臨床試験の実施の基準のことである。医薬品の安全性に関する非臨床試験の基準はGood Laboratory Practice(GLP)である。
×ウ 誤り。Good Post-marketing Study Practice(GPSP)は、医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準のことである。製造販売後安全管理の基準はGood Vigilance Practice(GVP)である。
×エ 誤り。Good Vigilance Practice(GVP)は、医薬品の製造販売後の安全管理の基準のことである。製造販売後の調査及び試験の実施の基準はGood Post-marketing Study Practice(GPSP)である。
基本事項
ヒトを対象とした臨床試験
・動物実験で医薬品の安全性が確認されると、ヒトを対象とした臨床試験が行われる。以下の3つの基準は特に重要となる。

医薬品の効果とリスクの評価方法
・医薬品は、使用方法を誤ると健康被害を生じることがある。医薬品の効果とリスクは、用量と作用強度の関係(用量-反応関係)に基づいて評価される。

・動物実験により求められる50%致死量(LD50)は、薬物の毒性の指標として用いられる。
薬物の毒性と試験基準
・治療量を超えた量を単回投与した後に毒性が発現するおそれが高いことは当然であるが、少量の投与でも長期投与されれば慢性的な毒性が発現する場合もある。また、少量の医薬品の投与でも発がん作用、胎児毒性や組織・臓器の機能不全を生じる場合もある。
・このような考えから、新規に開発される医薬品のリスク評価は、医薬品開発の国際的な標準化(ハーモナイゼーション)制定の流れの中で、個々の医薬品の用量-反応関係に基づいて、GLP(下記参照)と医薬品毒性試験法ガイドラインに沿って行われる。

出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。