七物降下湯の過去問 1/3/2023年度 北陸・東海ブロック
循環器用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされ、15歳未満の小児向けの製品もある。
b 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)を鼻血に用いる場合には、漫然と長期の使用は避け、5〜6回使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談がなされるなどの対応が必要である。
c イノシトールヘキサニコチネートは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされ、ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い。
d 七物降下湯(しちもつこうかとう)は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされるが、15歳未満の小児への使用は避ける必要がある。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正
正答
a b c d
1 正 正 正 誤 あなたの解答
2 正 正 誤 正 あなたの解答
3 正 誤 正 正 あなたの解答
4 誤 正 正 正 あなたの解答 正答
5 正 正 正 正 あなたの解答
解説
×a 誤り。小児において心疾患による動悸(どうき) 、息切れ、むくみのの症状があるような場合は、医師の診療を受けることが優先されるべきであり、15歳未満の小児向けの製品はない。
◯b 正しい。
◯c 正しい。
◯d 正しい。
基本事項
ヘプロニカート、イノシトールヘキサニコチネート
・いずれの化合物もニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸のはたらきによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。ビタミンEと組み合わせ用いられることが多い。
ユビデカレノン(コエンザイムQ10)
・ユビデカレノンは「コエンザイムQ10」として一般的な知名度が高い。概要を確認しておこう。

・ユビデカレノンは、副作用として胃部不快感、食欲減退、吐きけ、下痢、発疹・痒(かゆ)みが現れることがある。注意点も多いので確認しておこう。

ルチン
・ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の増強、強化の効果を期待して用いられる。
その他の循環器用薬とは
・その他の循環器用薬として、以下のものがある。詳細は各項目参照。

コウカ(紅花)
・コウカは、冷え症や血行不良に用いられる生薬成分である。
▼ コウカ(紅花)の概要

▼ コウカ(紅花)

漢方処方製剤
・高血圧随伴症状に用いられる漢方処方製剤として、以下の2つをおさえておこう。

受診勧奨等
・高血圧や心疾患に伴う諸症状を改善する医薬品は、体質の改善や症状の緩和を主眼としており、高血圧や心疾患そのものの治療を目的とはしていない。高血圧や心疾患の人で、疾患の治療を行う場合は、医療機関を受診すべきである。

ビタミン成分を配合する目的
・高コレステロール改善薬には、ビタミンB2、ビタミンE等が配合されることがある。それぞれの成分がなぜ有効なのか確認しておこう。
①ビタミンB2
・ビタミンB2は、活性化することで糖質や脂質、コレステロールの代謝にかかわると考えられている。詳しく見ていこう。

②ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)
・ビタミンEは、血中コレステロール以上に伴う末梢血行障害の緩和等を目的として配合される。詳しく見ていこう。

出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。