七物降下湯の過去問 2/3/2023年度 東京都
循環器用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 七物降下湯(しちもつこうかとう)は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされる。
b ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。
c ヘプロニカートは、ニコチン酸を遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
d ユビデカレノンは、肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働く。
a b c d
1 正 正 正 正
2 正 誤 誤 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 正
正答
a b c d
1 正 正 正 正 あなたの解答 正答
2 正 誤 誤 誤 あなたの解答
3 正 誤 正 誤 あなたの解答
4 誤 正 正 正 あなたの解答
5 誤 誤 誤 正 あなたの解答
解説
◯a 正しい。
◯b 正しい。
◯c 正しい。
◯d 正しい。
基本事項
ヘプロニカート、イノシトールヘキサニコチネート
・いずれの化合物もニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸のはたらきによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。ビタミンEと組み合わせ用いられることが多い。
ルチン
・ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の増強、強化の効果を期待して用いられる。
ユビデカレノン(コエンザイムQ10)
・ユビデカレノンは「コエンザイムQ10」として一般的な知名度が高い。概要を確認しておこう。

・ユビデカレノンは、副作用として胃部不快感、食欲減退、吐きけ、下痢、発疹・痒(かゆ)みが現れることがある。注意点も多いので確認しておこう。

その他の循環器用薬とは
・その他の循環器用薬として、以下のものがある。詳細は各項目参照。

コウカ(紅花)
・コウカは、冷え症や血行不良に用いられる生薬成分である。
▼ コウカ(紅花)の概要

▼ コウカ(紅花)

漢方処方製剤
・高血圧随伴症状に用いられる漢方処方製剤として、以下の2つをおさえておこう。

受診勧奨等
・高血圧や心疾患に伴う諸症状を改善する医薬品は、体質の改善や症状の緩和を主眼としており、高血圧や心疾患そのものの治療を目的とはしていない。高血圧や心疾患の人で、疾患の治療を行う場合は、医療機関を受診すべきである。

ビタミン成分を配合する目的
・高コレステロール改善薬には、ビタミンB2、ビタミンE等が配合されることがある。それぞれの成分がなぜ有効なのか確認しておこう。
①ビタミンB2
・ビタミンB2は、活性化することで糖質や脂質、コレステロールの代謝にかかわると考えられている。詳しく見ていこう。

②ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)
・ビタミンEは、血中コレステロール以上に伴う末梢血行障害の緩和等を目的として配合される。詳しく見ていこう。

出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。