竜胆瀉肝湯の過去問 2/3/2023年度 東京都
泌尿器用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a サンキライは、クワ科のマグワの樹皮を基原とする生薬で、利尿作用のほかに、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
b 日本薬局方収載のカゴソウは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
c 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)は、体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ(おりもの)、頻尿に適すとされる。
d 猪苓湯(ちょれいとう)は、体力に関わらず使用でき、排尿異常があり、ときに口が渇くものの排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみに適すとされる。
a b c d
1 正 正 正 正
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 正 正
4 正 正 誤 誤
5 誤 誤 正 誤
正答
a b c d
1 正 正 正 正 あなたの解答
2 正 誤 誤 正 あなたの解答
3 誤 正 正 正 あなたの解答 正答
4 正 正 誤 誤 あなたの解答
5 誤 誤 正 誤 あなたの解答
解説
×a サンキライは、ユリ科のケナシサルトリイバラの塊茎(かいけい)を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
◯b 正しい。
◯c 正しい。
◯d 正しい。
基本事項
尿路消毒成分(ウワウルシ)
・ウワウルシは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬である。利尿作用と、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
・日本薬局方収載のウワウルシは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
▼ ウワウルシ

カゴソウ(夏枯草)
・シソ科のウツボグサの花穂を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
・日本薬局方収載のカゴソウは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
▼ カゴソウ

ソウハクヒ(桑白皮 )
・クワ科のマグワの根皮を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
▼ マグワ

・日本薬局方収載のキササゲ、サンキライ、ソウハクヒは、煎薬として尿量減少に用いられる。
代表的な配合成分等、主な副作用
・以下で挙げられている成分は、すべて生薬成分である。

サンキライ(山帰来)
・ユリ科のケナシサルトリイバラの塊茎(かいけい)を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
▼ サルトリイバラ

利尿成分
・利尿作用を期待して、以下のような生薬成分が配合されている場合がある。
その他の泌尿器用薬の目的
・痔疾用薬以外の泌尿器用薬は、残尿感や排尿に際して不快感のあるもの、尿量減少、多尿などの改善に用いられる。
キササゲ
・ノウゼンカズラ科のキササゲ等の果実を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
▼ キササゲ

モクツウ(木通)
・アケビ科のアケビまたはミツバアケビの蔓(つる)性の茎を、通例、横切りしたものを基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
▼ アケビ

・中国等では、アリストロキア酸を含有するキダチウマノスズクサを用いたものがモクツウとして流通していることがある。
漢方処方製剤
・以下の5つの漢方処方製剤についてはおさえておこう。なお、以下の漢方処方製剤は、いずれも1カ月くらいの比較的長期間使用されることがある。

出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。