漢方の病態認識(証。しばり)

・漢方薬を使用する場合、漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いることが、有効性及び安全性を確保するために重要である。漢方の病態認識には虚実、陰陽、気血水、五臓などがある。

漢方の病態認識「証(しょう)」とは — 「証」は「しばり」「使用制限」とも呼ばれ、漢方独自の病態認識である。この「証」に基づいて漢方薬を用いるのが有効性や安全性の確保に重要である。証には「虚実」「陰陽」「気血水」「五臓」の概念がある。漢方処方製剤を使用する際には、患者さんの「証」を知ることが重要。「証」が合えば効果が期待できますが、合わないと効果が期待できず副作用も起こりやすくなる。
漢方の病態認識(証。しばり) — 構成生薬・適応・副作用の整理

・一般用に用いることが出来る漢方処方は、現在300処方程度であるが、平成20年の厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知により、医薬品の効能効果の表現に、この「証」の考え方を盛り込んだ見直しが行われた。この見直しでは、一般用であることを考慮して、「証」という漢方の専門用語を使用することを避け、「しばり」(使用制限)として記載が行われている。