2 その他の生薬製剤
生薬製剤の特徴
・生薬製剤には漢方処方製剤とは異なる特徴がある。確認しておこう。
生薬製剤
生薬とは
・生薬は、動植物の薬用とする部分、細胞内容物、分泌物、抽出物又は鉱物などである。
・薬用動植物・薬用鉱物等の名称が生薬名と混同されて用いられることがあるが、これらは生薬の素材(基原)となる動植物・鉱物等を指すものであり、明確に区別される必要がある。
生薬の剤形
・生薬から抽出されたエキス等として配合、製剤化された製品が多いが、他の剤形をとるものもある。
生薬の剤形についての注意
相互作用
・生薬製剤で使用されている生薬成分は、他の医薬品や食品(ハーブ)と使用が重複する可能性がある。相互作用に気をつけるようアドバイスしたい。
生薬製剤は、比較的長期間(1カ月位)継続して服用されることがある
・生薬製剤も、漢方処方製剤と同様、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1カ月位)継続して服用されることがある。
・一般の生活者においては、「生薬製剤はすべからく作用が緩やかで、副作用が少ない」などという誤った認識がしばしば見られることがある。しかし、センソのように少量で強い作用を示す生薬もあり、医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等が「生薬製剤は副作用が少ない」などといった誤った考えで使用することを避け、適切な医薬品を選択することができるよう、積極的な情報提供を行うことに努める必要がある。
・一定期間又は一定回数使用しても症状の改善が見られない場合には、一般用医薬品によって対処することが適当でない疾患による症状である可能性もある。
・医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対して、必要に応じて医療機関を受診するよう促すほか、使用期間中の症状の経過や副作用の発現に注意を払う必要性につき、積極的な情報提供を行うことが重要である。
ブシ(附子)
・キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を減毒加工して製造したものを基原とする生薬である。心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。
オオトリカブト
・血液循環が高まることによる利尿作用を示すほか、鎮痛作用を示すが、アスピリン等と異なり、プロスタグランジンを抑えないことから、胃腸障害等の副作用は示さない。
・なお、ブシは生のままでは毒性が高いことから、その毒性を減らし有用な作用を保持する処理を施して使用される。
カッコン(葛根)
・マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、解熱、鎮痙(ちんけい)等の作用を期待して用いられる。
サイコ(柴胡)
・セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
ミシマサイコ
ボウフウ(防風)
セリ科のSaposhnikovia divaricata Schischkinの根及び根茎を基原とする生薬で、発汗、解熱、鎮痛、鎮痙(ちんけい)等の作用を期待して用いられる。
ボウフウ(防風)
ショウマ(升麻)
・キンポウゲ科のCimicifuga dahurica Maximowicz、Cimicifuga heracleifolia Komarov、Cimicifuga foetida Linnéまたはサラシナショウマの根茎を基原とする生薬で、発汗、解熱、解毒、消炎等の作用を期待して用いられる。
ショウマ(升麻)
ブクリョウ(茯苓)
・サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬である。
・利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。
ブクリョウ
レンギョウ(連翹)
・モクセイ科のレンギョウの果実を基原とする生薬で、鎮痛、抗菌等の作用を期待して用いられる。
レンギョウ
サンザシ(山査子)
・バラ科のサンザシ又はオオミサンザシの偽果をそのまま、又は縦切若しくは横切したものを基原とする生薬で、健胃、消化促進等の作用を期待して用いられる。
・同属植物であるセイヨウサンザシの葉は、血行促進、強心等の作用を期待して用いられる。
サンザシ
ニンジン(人参)、チクセツニンジン
ニンジン
・ウコギ科のオタネニンジンの細根を除いた根又はこれを軽く湯通ししたものを基原とする生薬。
・オタネニンジンの根を蒸したものを基原とする生薬をコウジンということもある。
・別名を高麗人参、朝鮮人参とも呼ばれる。
・神経系の興奮や副腎皮質の機能亢進(こうしん)等の作用により、外界からのストレス刺激に対する抵抗力や新陳代謝を高めるとされる。
チクセツニンジン
・ウコギ科のトチバニンジンの根茎(こんけい)を、通例、湯通ししたものを基原とする生薬で、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
トチバニンジン
センキュウ(川芎)、トウキ(当帰)、ジオウ(地黄)
・センキュウ、トウキ、ジオウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
・センキュウは、セリ科のセンキュウの根茎を、通例、湯通ししたものを基原とする生薬である。
センキュウ
・トウキは、セリ科のトウキ又はホッカイトウキの根を、通例、湯通ししたものを基原とする生薬である。
トウキ
・ジオウは、ゴマノハグサ科のアカヤジオウ等の根又はそれを蒸したものを基原とする生薬である。
ジオウ
ジリュウ(地竜)
・フトミミズ科のPheretima aspergillum Perrier又はその近縁動物の内部を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。
・ジリュウのエキスを製剤化した製品は、「感冒時の解熱」が効能・効果となっている。
シャクヤク(芍薬)
・ボタン科のシャクヤクの根を基原とする生薬で、鎮痛鎮痙(ちんけい)作用、鎮静作用を示し、内臓の痛みにも用いられる。同様な作用を期待して、ボタンピ(ボタン科のボタンの根皮を基原とする生薬)が配合されている場合もある。
シャクヤク
ボウイ(防已)
・ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓(つる)性の茎及び根茎を、通例、横切したものを基原とする生薬で、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられる。
・日本薬局方収載のボウイは、煎薬として筋肉痛、神経痛、関節痛に用いられる。
ボウイ
・ボウイは、医薬品・医療機器等安全性情報(平成12年7月)において、注意を要する類似生薬につき情報提供がなされている。
チョウトウコウ(釣藤鈎)
アカネ科のカギカズラ、Uncaria sinensis Haviland 又は Uncaria macrophylla Wallichの通例とげを基原とする生薬で、神経の興奮・緊張緩和を期待して用いられる。
カギカズラ
サンソウニン(酸棗仁)
・クロウメモドキ科のサネブトナツメの種子を基原とする生薬で、神経の興奮・緊張緩和を期待して用いられる。
・サンソウニンやチャボトケイソウが配合された医薬品は、それらの成分または体力中等度以下で疲れやすく、興奮しやすい者の神経質、不眠症、小児夜なき、夜尿症、他の鎮静作用があるとされるハーブ(セントジョーンズワート等)を含む食品を併せて摂取すると、医薬品の薬効が増強、減弱したり、副作用のリスクが高まったりすることがある。
カノコソウ(鹿子草。別名キッソウコン)
・オミナエシ科のカノコソウの根および根茎を基原とする生薬で、神経の興奮・緊張緩和を期待して用いられる。
カノコソウ
チャボトケイソウ(別名パッシフローラ)
・南米原産のトケイソウ科の植物で、その開花期における茎および葉が薬用部位となる。神経の興奮・緊張緩和を期待して用いられる。
チャボトケイソウ
・チャボトケイソウやサンソウニンが配合された医薬品は、それらの成分または体力中等度以下で疲れやすく、興奮しやすい者の神経質、不眠症、小児夜なき、夜尿症、他の鎮静作用があるとされるハーブ(セントジョーンズワート等)を含む食品を併せて摂取すると、医薬品の薬効が増強、減弱したり、副作用のリスクが高まったりすることがある。
ホップ
・ヨーロッパ南部から西アジアを原産とするアサ科のホップHumulus lupulus L.の成熟した球果状の果穂が薬用部位となる。
ホップ
レイヨウカク(羚羊角)
・ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。
ジンコウ(沈香)
・ジンチョウゲ科のジンコウ、その他同属植物の材、特にその辺材の材質中に黒色の樹脂が沈着した部分を採取したものを基原とする生薬である。
・鎮静、健胃、強壮などの作用を期待して用いられる。
ジンコウ
キョウニン(杏仁)
・バラ科のホンアンズ、アンズ等の種子を基原とする生薬。
・体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽(がいそう)中枢を鎮静させる作用を示すとされる。
キョウニン
ナンテンジツ(南天実)
・メギ科のシロミナンテン(シロナンテン)またはナンテンの果実を基原とする生薬。
・知覚神経・末梢運動神経に作用して咳止めに効果があるとされる。
ナンテン(南天)
ゴミシ(五味子)
・マツブサ科のチョウセンゴミシの果実を基原とする生薬。
・鎮咳作用を期待して用いられる。
ゴミシ
シャゼンソウ(車前草)
・オオバコ科のオオバコの花期の全草を基原とする生薬で、種子のみを用いたものはシャゼンシと呼ばれる。
・去痰作用を期待して用いられる。日本薬局方収載のシャゼンソウは、煎薬として咳に対して用いられる。
オオバコ
オウヒ(桜皮)
・バラ科のヤマザクラまたはカスミザクラの樹皮を基原とする生薬。
・去痰作用を期待して用いられる。
オウヒ
キキョウ(桔梗)
・キキョウ科のキキョウの根を基原とする生薬。
・痰(たん)または痰を伴う咳に用いられる。
キキョウの根
キキョウの花
セネガ、オンジ(遠志)
・セネガ、オンジの摂取により糖尿病の検査値に影響を生じることがあり、糖尿病が改善したと誤認されるおそれがあるため、1日最大配合量がセネガ原生薬として1.2g以上、又はオンジとして1g以上を含有する製品では、使用上の注意において成分及び分量に関連する注意として記載されている。
セネガ
・セネガはヒメハギ科のセネガ又はヒロハセネガの根を基原とする生薬である。去痰作用を期待して用いられる。
オンジ
・オンジはヒメハギ科のイトヒメハギの根を基原とする生薬である。去痰作用を期待して用いられる。
セキサン(石蒜)
・セキサンは、ヒガンバナ科のヒガンバナ鱗茎(りんけい)を基原とする生薬である。去痰作用を期待して用いられる。
・セキサン(石蒜)のエキスは、別名を白色濃厚セキサノールとも呼ばれる。
ヒガンバナの花
バクモンドウ(麦門冬)
・ユリ科のジャノヒゲ(蛇の髭)の根の膨大部を基原とする生薬
・鎮咳(ちんがい)、去痰(きょたん)、滋養強壮等の作用を期待して用いられる。
バクモンドウ
ラタニア
・ラタニアは、クラメリア科のクラメリア・トリアンドラ及びその同属植物の根を基原とする生薬である。
・咽頭粘膜をひきしめる(収斂)作用により炎症の寛解を促す効果を期待して用いられる。
ミルラ
・ミルラは、カンラン科のミルラノキ等の植物の皮部の傷口から流出して凝固した樹脂を基原とする生薬である。
・咽頭粘膜をひきしめる(収斂)作用のほか、抗菌作用も期待して用いられる。
ミルラ
ハッカ(薄荷)
・ハッカは、シソ科のハッカの地上部を基原とする生薬で、芳香による清涼感等を目的とする。
・ハッカ油はシソ科ハッカの地上部を水蒸気蒸留して得た油を冷却、固形分を除去した精油である。
ウイキョウ(茴香、フェンネル)
・ウイキョウは、セリ科のウイキョウの果実を基原とする生薬で、芳香による清涼感等を目的とする。香りによる健胃作用を期待して用いられることもある。
ウイキョウ(フェンネル)
チョウジ(丁子)
・フトモモ科のチョウジの蕾(つぼみ)を基原とする生薬で、芳香による清涼感等を目的とする。
・香りによる健胃作用を期待して用いられる芳香性健胃生薬である。
・蕾(つぼみ)又は葉を水蒸気蒸留して得た精油をチョウジ油として用いることもある。
チョウジ
ユーカリ
・フトモモ科のユーカリノキ又はその近縁植物の葉を基原とする生薬等から得られた精油成分で、芳香による清涼感等を目的とする。
ユーカリ
オウバク(黄柏)、オウレン(黄連)
・オウバク※、オウレン※※は、いずれも苦味による健胃作用を期待して用いられる。また、いずれも止瀉薬としても用いられる。
※オウバク:ミカン科のキハダまたはPhellodendron chinense Schneiderの周皮を除いた樹皮を基原とする生薬。
※※オウレン:キンポウゲ科のオウレン、Coptis chinensis Franchet、Coptis deltoidea C.Y. Cheng et HsiaoまたはCoptis teeta Wallichの根をほとんど除いた根茎を基原とする生薬。
キハダ
オウレン
■ タンニン酸ベルベリンとオウバク、オウレン
・タンニン酸ベルベリンに含まれるベルベリンは、生薬のオウバクやオウレンの中に存在する物質のひとつであり、抗菌作用のほか、抗炎症作用も併せ持つとされる。
■ オブラートにつつむと効果が期待できない
・オウバクやオウレンなどの生薬成分が配合された健胃薬は、散剤をオブラートに包むなど、味や香りを抑えて服用すると効果が期待できない。
■ その他
・「クレオソート・アセンヤク末・オウバク末・カンゾウ末・チンピ末配合剤と肝機能障害について」という医薬品・医療機器等安全性情報が出されたことがある。
・婦人薬では、胃腸症状に対する効果を期待して、オウレン、ソウジュツが配合されている場合がある。
センブリ(千振)
・センブリは、リンドウ科のセンブリの開花期の全草を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。
・日本薬局方収載のセンブリ末は、健胃薬のほか止瀉(ししゃ)薬としても用いられる。
センブリ
ゲンチアナ、リュウタン(竜胆・龍胆)
・ゲンチアナ※とリュウタン※※は、いずれも苦味による健胃作用を期待して用いられる。
※ゲンチアナはリンドウ科のGentiana lutea Linnéの根及び根茎を基原とする生薬である。
※※リュウタンはリンドウ科のトウリンドウ等の根及び根茎を基原とする生薬である。
ゲンチアナ
リュウタン(竜胆)の花
ユウタン(熊胆)
・ユウタンは、Ursus arctos Linnéまたはその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられるほか、消化補助成分として配合される場合もある。
ユウタン(熊胆)
・同様の作用を期待して、ウシ等に由来する動物胆が用いられることもある。
ケイヒ(桂皮)
・ケイヒは、クスノキ科のCinnamomum cassia J. Preslの樹皮または周皮の一部を除いた樹皮を基原とする生薬である。
・ケイヒは、発汗を促して解熱を助ける作用を期待して解熱鎮痛薬に用いられることがある。また、香りによる健胃作用を期待して胃の薬に用いられる。
ケイヒ(桂皮)
コウボク(厚朴)
・コウボクは、モクレン科のホオノキ、Magnolia officinalis Rehder et WilsonまたはMagnolia officinalis Rehder et Wilson var. biloba Rehder et Wilsonの樹皮を基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる芳香性健胃生薬の一つである。
ホオノキ
ショウキョウ(生姜)
・ショウキョウは、ショウガ科のショウガの根茎を基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる芳香性健胃生薬の一つである。
チンピ(陳皮)
・チンピは、ミカン科のウンシュウミカンの成熟した果皮を基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる芳香性健胃生薬の一つである。
ソウジュツ(蒼朮)
・キク科のホソバオケラ、シナオケラ、またはそれらの種間雑種の根茎を基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる芳香性健胃生薬の一つである。
ホソバオケラ
ビャクジュツ(白朮)
・キク科のオケラの根茎(和(ワ)ビャクジュツ)またはオオバナオケラの根茎(唐(カラ)ビャクジュツ)を基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる芳香性健胃生薬の一つである。
センナ、センノシド
・センナは、マメ科のCassia angustifolia VahlまたはCassia acutifolia Delileの小葉を基原とする生薬である。
・瀉下(しゃげ)薬に配合されるほか、痔に伴う症状の緩和を目的として配合されることもある。
・センナ中に存在するセンノシドは、胃や小腸で消化されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉下(しゃげ)作用をもたらすと考えられている。・センノシドカルシウム等として配合されている場合もある。
センナ(Senna alexandrina)
・ちなみに、アロエはセンノシドに類似の物質を含むため、大腸刺激による瀉下作用を期待して配合される。
■センナ、センノシドは「使用上の注意」としてもよく出題される。
・センナ、センノシド、ダイオウまたはカサントラノールが配合された内服薬、ヒマシ油類は、乳児に下痢を起こすことがあるため、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」とされている。
・また、センナが配合された瀉下薬は、腸の急激な動きに刺激されて、流産、早産を誘発する恐れがあるため、妊婦または妊娠していると思われる女性では使用を避けることが望ましい。
・センナ、センノシド、ダイオウ、ビサコジル、カサントラノール、ピコスルファートナトリウム等の刺激性瀉下成分が配合された瀉下剤は、「大量に使用(服用)しないこと」とされている。腸管粘膜への刺激が大きくなり、腸管粘膜に炎症を生じるおそれがあるため。
ダイオウ(大黄)
・ダイオウは、タデ科のRheum palmatum Linné、Rheum tanguticum Maximowicz、Rheum officinale Baillon、Rheum coreanum Nakaiまたはそれらの種間雑種の、通例、根茎を基原とする生薬である。
・ダイオウもセンナと同様、センノシドを含み、大腸刺激性瀉下(しゃげ)成分として用いられる。内用痔疾用薬に用いられることもある。
・ダイオウは各種の漢方処方の構成生薬としても重要であるが、瀉下(しゃげ)を目的としない場合には瀉下(しゃげ)作用は副作用となる。
・構成生薬にダイオウを含む漢方処方製剤では、瀉下(しゃげ)作用の増強を生じて、腹痛、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすくなるため、瀉下(しゃげ)薬の併用に注意する必要がある。
ダイオウ(大黄)
ダイオウと「使用上の注意」
■妊婦または妊娠していると思われる女性
・刺激性瀉下(しゃげ)成分が配合された瀉下薬(ダイオウ、センナを含む)は一般に、腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるので、使用を避けるべきである。
■授乳中の女性
・ダイオウは、授乳中の女性が服用すると、吸収された成分の一部が乳汁中に移行し、乳児に下痢を生じさせるおそれがある。そのため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避けることとされている。
■大量使用NG
・ダイオウ等の刺激性瀉下成分が配合された瀉下剤は、「大量に使用(服用)しないこと」とされている。腸管粘膜への刺激が大きくなり、腸管粘膜に炎症を生じるおそれがあるため。
エンゴサク
・エンゴサクは、ケシ科のCorydalis turtschaninovii Besser forma yanhusuo Y. H. Chou et C. C. Hsuの塊茎(かいけい)を、通例、湯通ししたものを基原とする生薬である。
・鎮痛鎮痙作用を期待して胃腸鎮痛鎮痙薬に用いられる。
センソ(蟾酥)
・ヒキガエル科のアジアヒキガエル等の耳腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、微量で強い強心作用を示す。
・皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示し、センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。
・有効域が比較的狭い成分であり、1日用量中センソ5mgを超えて含有する医薬品は劇薬に指定されている。
・一般用医薬品では、1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められており、それに従って適正に使用される必要がある。
<副作用>
・通常用量においても、悪心(吐きけ)、嘔吐の副作用が現れることがある。
ジャコウ(麝香)
・ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香(じゃこう)腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。
ゴオウ(牛黄)
・ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢(たんのう)中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。
ウシ
ロクジョウ(鹿茸)
・ロクジョウは、シカ科のCervus nippon Temminck、Cervus elaphus Linné、Cervus canadensis Erxlebenまたはその他同属動物の雄鹿の角化していない幼角を基原とする生薬で、強心作用のほか、強壮、血行促進等の作用があるとされる。
・緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。(小児の疳(かん)を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬))
・心筋に直接刺激を与え、その収縮力を高める作用(強心作用)を期待して用いられる。(強心薬)
・滋養強壮保健薬にロクジョウを配合する場合、医薬品にのみ認められる(医薬部外品では配合が認められない)。
リュウノウ(竜脳)
・中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。リュウノウ中に存在する主要な物質として、ボルネオールが配合されている場合もある。
リュウノウ
シンジュ(真珠)
・ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套(がいとう)膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられる。
シンジュ
コウカ(紅花)
・コウカは、冷え症や血行不良に用いられる生薬成分である。
コウカ(紅花)の概要
コウカ(紅花)
シコン(紫根)
・ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬。
・新陳代謝促進、殺菌、抗炎症、組織修復促進、抗菌等の作用を期待して用いられる。
ムラサキ
セイヨウトチノミ(セイヨウトチノキ種子)
・トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を基原とする生薬で、血行促進、抗炎症等の作用を期待して用いられる。
セイヨウトチノキ
オウゴン(黄芩)
・オウゴンは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬である。
・主に抗炎症作用を期待して用いられるが、香りによる健胃作用を期待して用いられることがある。
コガネバナ
カイカ、カイカク
・カイカはマメ科のエンジュの蕾(つぼみ)を基原とする生薬、カイカクはマメ科のエンジュの成熟果実を基原とする生薬である。いずれも主に止血効果を期待して用いられる。
エンジュ(槐)
カゴソウ(夏枯草)
・シソ科のウツボグサの花穂を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
・日本薬局方収載のカゴソウは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
カゴソウ
キササゲ
・ノウゼンカズラ科のキササゲ等の果実を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
キササゲ
サンキライ(山帰来)
・ユリ科のmilax glabra Roxburghの塊茎(かいけい)を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
サルトリイバラ
ソウハクヒ(桑白皮)
・クワ科のマグワの根皮を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
マグワ
・日本薬局方収載のキササゲ、サンキライ、ソウハクヒは、煎薬として尿量減少に用いられる。
モクツウ(木通)
・アケビ科のアケビまたはミツバアケビの蔓(つる)性の茎を、通例、横切りしたものを基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
アケビ
・中国等では、アリストロキア酸を含有するキダチウマノスズクサを用いたものがモクツウとして流通していることがある。
サフラン、コウブシ(香附子)
・鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して、サフラン(アヤメ科のサフランの柱頭を基原とする生薬)、コウブシ(カヤツリグサ科のハマスゲの根茎を基原とする生薬)等が配合されている場合がある。
・日本薬局方収載のサフランを煎じて服用する製品は、冷え症及び血色不良に用いられる。
サフラン
ハマスゲ
シンイ(辛夷)
・モクレン科のMagnolia biondii Pampanini、ハクモクレン、Magnolia sprengeri Pampanini、タムシバまたはコブシの蕾(つぼみ)を基原とする生薬で、鎮静、鎮痛の作用を期待して用いられる。
コブシ
サイシン(細辛)
・ウマノスズクサ科のケイリンサイシンまたはウスバサイシンの根及び根茎を基原とする生薬で、鎮痛、鎮咳(ちんがい)、利尿等の作用を有するとされ、鼻閉への効果を期待して用いられる。
サイシン
・ウスバサイシンまたはケイリンサイシンの地上部には腎障害を引き起こすことが知られているアリストロキア酸が含まれている。
ウスバサイシンの葉
ケイガイ(荊芥)
・シソ科のケイガイの花穂を基原とする生薬で、発汗、解熱、鎮痛等の作用を有するとされ、鼻閉への効果を期待して用いられる。
ケイガイ
トウガラシ(唐辛子)
・ナス科のトウガラシの果実を基原とする生薬。カプサイシンを含む。
モクキンピ(木槿皮)
・アオイ科のムクゲの幹皮を基原とする生薬。皮膚糸状菌の増殖を抑える作用が期待される。
カシュウ(何首烏)
・タデ科のツルドクダミの塊根(かいこん)を基原とする生薬で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
カシュウ
ヒノキチオール
・ヒノキ科のタイワンヒノキ、ヒバ等から得られた精油成分で、抗菌、抗炎症などの作用を期待して毛髪用薬に用いられる。
ヒバの葉
サンシシ(山梔子)
・アカネ科のクチナシの果実で、ときには湯通しまたは蒸したものを基原とする生薬で、抗炎症、血行促進等の作用を期待して用いられる。
サンシシ
カミツレ(カモミール)
キク科のカミツレの頭花を基原とする生薬で、抗炎症、抗菌などの作用を期待して用いられる。
カミツレの花
カミツレ(生薬)
インヨウカク(淫羊藿)
・メギ科のキバナイカリソウ、イカリソウ、Epimedium brevicornu Maximowicz、Epimedium wushanense T. S. Ying、 ホザキイカリソウまたはトキワイカリソウの地上部を基原とする生薬。
・強壮、血行促進、強精(性機能の亢進(こうしん))等の作用を期待して用いられる。
ハンピ(反鼻)
・ニホンマムシ等の皮及び内臓を取り除いたものを基原とする生薬。強壮、血行促進、強精(性機能の亢進(こうしん))等の作用を期待して用いられる。
ハンピ(反鼻)
ヨクイニン(薏苡仁)
・イネ科のハトムギの種皮を除いた種子を基原とする生薬で、肌荒れやいぼに用いられる。
・ビタミンB2主薬製剤やビタミンB6主薬製剤、瀉下(しゃげ)薬等の補助成分として配合されている場合もある。
ヨクイニン
タイソウ(大棗)
・クロウメモドキ科のナツメの果実を基原とする生薬。
サンシュユ(山茱萸)
・ミズキ科のサンシュユの偽果の果肉を基原とする生薬。
サンシュユ
サンヤク(山薬)
・ヤマノイモ科のヤマノイモ又はナガイモの周皮を除いた根茎(担根体)を基原とする生薬。
サンヤク
オウギ(黄耆)
・マメ科のキバナオウギまたはAstragalus mongholicus Bungeの根を基原とする生薬。
オウギ(黄耆)
ウワウルシ
・ウワウルシは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬である。利尿作用と、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
・日本薬局方収載のウワウルシは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
ウワウルシ
カンゾウ(甘草)
・カンゾウは、マメ科のGlycyrrhiza uralensis FischerまたはGlycyrrhiza glabra Linné の根及びストロンで、ときには周皮を除いたもの(皮去りカンゾウ)を基原とする生薬である。・カンゾウは、グリチルリチン酸による抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液分泌を促す等の作用も期待される。
・用途は幅広く、多くの漢方処方製剤に配合されるほか、小児鎮静薬や鎮咳去痰(ちんがいきょたん)薬、かぜ薬、内服アレルギー用薬や痔疾用薬などでも用いられることがある。
カンゾウ
甘草湯
・甘草湯(かんぞうとう)は、構成生薬がカンゾウのみからなる漢方処方製剤で、体力に関わらず使用でき、激しい咳(せき)、咽喉痛、口内炎、しわがれ声に、外用では痔(じ)・脱肛(だっこう)の痛みに用いられる。日本薬局方収載のカンゾウも、煎薬として同様の目的で用いられる。
・いずれについても、短期間の服用にとどめ、連用しないこととされており、5〜6回使用しても咳や喉の痛みが鎮まらない場合には、漫然と継続せず、いったん使用を中止し、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。・なお、甘草湯(かんぞうとう)のエキス製剤は乳幼児にも使用されることがあるが、その場合、体格の個人差から体重あたりのグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがあり、特に留意される必要がある。
カンゾウの注意点
■偽アルドステロン症・カンゾウを大量に摂取するとグリチルリチン酸の大量摂取につながり、偽アルドステロン症を起こすおそれがある。・むくみ、心臓病、腎臓病または高血圧のある人や高齢者では、偽アルドステロン症を生じるリスクが高いため、それらの人に1日最大服用量がカンゾウ(原生薬換算)として1g以上の製品を使用する場合は、治療を行っている医師または処方薬の調剤を行った薬剤師に相談する等、事前にその適否を十分考慮するとともに、偽アルドステロン症の初期症状に常に留意する等、慎重に使用する必要がある。なお、どのような人が対象であっても、1日最大服用量がカンゾウ(原生薬換算)として1g以上となる製品は、長期連用を避ける。
■カンゾウの摂取総量に注意・カンゾウは、かぜ薬や鎮咳去痰(ちんがいきょたん)薬以外の医薬品にも配合されていることが少なくない。また、甘味料として一般食品等にも広く用いられるため、医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対して、摂取されるグリチルリチン酸の総量が継続して多くならないよう注意を促すことが重要である。
マオウ(麻黄)
・マオウ科のEphedra sinica Stapf、Ephedra intermedia Schrenk et C. A. Meyer または Ephedra equisetina Bungeの地上茎を基原とする生薬で、かぜ薬や鎮咳去痰(ちんがいきょたん)薬に配合される。漢方処方製剤でもよく用いられるが、依存性がある生薬成分であることには注意したい。
・かぜ薬に配合されるマオウは、アドレナリン作動成分のプソイドエフェドリン塩酸塩と同様の作用を示す。つまり、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を持つ。
・鎮咳去痰薬に配合された場合、中枢神経系に対する作用が鎮咳去痰薬に含まれる他の成分に比べ強いとされる・気管支拡張のほか、発汗促進、利尿等の作用も期待される。
マオウ(麻黄)
マオウを含むものは「相談すること」の対象となることが多い
・マオウ(構成生薬にマオウを含む漢方処方製剤やアドレナリン作動成分も同様。)は、交感神経系への刺激作用によって、心臓病、高血圧、糖尿病または甲状腺機能亢進症の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。また、心臓血管系や、肝臓でのエネルギー代謝等にも影響が生じることが考えられる。
・これらの診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがあり、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。
心臓病
・「心臓病」と診断された人では、マオウの使用にあたり「相談すること」と記載することとされている。心臓に負担をかけ、心臓病を悪化させるおそれがあるため。
糖尿病
・「糖尿病」と診断された人では、マオウの使用にあたり「相談すること」と記載することとされている。マオウには肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病の症状を悪化させるおそれがあるため
高血圧
・「高血圧」と診断された人では、マオウの使用にあたり「相談すること」と記載することとされている。交感神経興奮作用により血圧を上昇させ、高血圧を悪化させるおそれがあるため。
甲状腺機能亢進症
・「甲状腺機能亢進(こうしん)症」と診断された人では、マオウの使用にあたり「相談すること」と記載することとされている。甲状腺機能亢進症の主症状は交感神経系の緊張等によってもたらされており、交感神経系を興奮させるマオウやアドレナリン作動成分は、症状を悪化させるおそれがあるため。
排尿困難
・「排尿困難」と診断された人では、構成生薬としてマオウを含む漢方処方製剤の使用にあたり「相談すること」と記載することとされている。排尿筋の弛緩(しかん)と括約筋の収縮が起こり、尿の貯留をきたすおそれがあるため。特に、前立腺肥大症を伴っている場合、尿閉を引き起こすおそれがあるため。
高齢者
・高齢者では、心臓病や高血圧、糖尿病の基礎疾患がある場合が多く、また、一般的に心悸亢進(しんきこうしん)や血圧上昇、血糖値上昇を招きやすいので、マオウを使用する前にその適否を十分考慮し、使用する場合にはそれらの初期症状等に常に留意する等、慎重な使用がなされることが重要である。
ボレイ(牡蛎)
・イボタガキ科のカキの貝殻を基原とする生薬。
ボレイ
レイヨウカク(羚羊角)
・ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。
・レイヨウカクは、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約による規制により、今後は本邦において入手が困難となることが予想される。
・そのため、レイヨウカクを含有する強心薬のうち、センソまたはゴオウを主体とする一般用医薬品(いわゆる「六神丸」または「感応丸」)においては、スイギュウカクへ代替する医薬品もある。
ハンゲ(半夏)
・サトイモ科のカラスビシャクのコルク層を除いた塊茎(かいけい)を基原とする生薬。中枢性の鎮咳(ちんがい)作用を示す。
ハンゲ
アルニカ
・キク科のアルニカを基原とする生薬。抗炎症、血行促進等の作用を期待して外皮用薬に配合される。
ケツメイシ
・ケツメイシは、マメ科のエビスグサまたはCassia tora Linnéの種子を基原とする生薬である。
・日本薬局方収載のケツメイシ、ゲンノショウコについては、煎薬として整腸(便通を整える。)、腹部膨満感等に用いられる。
ケツメイシ
ゲンノショウコ
・ゲンノショウコは、フウロソウ科のゲンノショウコの地上部を基原とする生薬である。
アセンヤク
・アセンヤクは、アカネ科のUncaria gambir Roxburghの葉及び若枝から得た水製乾燥エキスを基原とする生薬である。
・整腸作用を期待して腸の薬に配合されることがある。
ゴバイシ(五倍子)
・ウルシ科のヌルデの若芽や葉上にアブラムシ科のヌルデシロアブラムシが寄生し、その刺激によって葉上に生成したのう状虫こぶを基原とする生薬。
・のう状虫こぶとは葉に虫が寄生してこぶ状に膨らんだもの。ゴバイシはヌルデノミミフシアブラムシが寄生したものである。
アロエ
・ユリ科のAloe ferox MillerまたはこれとAloe africana MillerまたはAloe spicata Baker との種間雑種の葉から得た液汁※を乾燥したものを基原とする生薬。
・センノシドに類似の物質を含んでおり、大腸刺激による瀉下(しゃげ)作用を期待して配合されることがある。
※観葉植物として栽培されるキダチアロエや食用に用いられるアロエ・ベラは、生薬であるアロエの基原植物とは別種である。