2025年度 東京都 登録販売者試験 過去問/2 その他の泌尿器用薬
泌尿器用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a サンキライは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬で、利尿作用のほかに、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
b 日本薬局方収載のウワウルシ及びカゴソウは、いずれも煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
c 八味地黄丸(はちみじおうがん)は、体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒(かゆ)み、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れに適すとされる。
d 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)は、体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒み、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)に適すとされる。
a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 正 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 誤
正答
a b c d
1 正 誤 正 誤 あなたの解答
2 正 誤 誤 正 あなたの解答
3 誤 正 正 正 あなたの解答 正答
4 誤 正 正 誤 あなたの解答
5 誤 誤 誤 誤 あなたの解答
解説
×a 選択肢aの内容は、ウワウルシの説明となっている。サンキライは、ユリ科のケナシサルトリイバラの塊茎(かいけい)を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
○b 正しい。
○c 正しい。
○d 正しい。
基本事項
ソウハクヒ(桑白皮 )
・クワ科のマグワの根皮を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
▼ マグワ

・日本薬局方収載のキササゲ、サンキライ、ソウハクヒは、煎薬として尿量減少に用いられる。
尿路消毒成分(ウワウルシ)
・ウワウルシは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬である。利尿作用と、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
・日本薬局方収載のウワウルシは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
▼ ウワウルシ

カゴソウ(夏枯草)
・シソ科のウツボグサの花穂を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
・日本薬局方収載のカゴソウは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
▼ カゴソウ

サンキライ(山帰来)
・ユリ科のケナシサルトリイバラの塊茎(かいけい)を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
▼ サルトリイバラ

代表的な配合成分等、主な副作用
・以下で挙げられている成分は、すべて生薬成分である。

その他の泌尿器用薬の目的
・痔疾用薬以外の泌尿器用薬は、残尿感や排尿に際して不快感のあるもの、尿量減少、多尿などの改善に用いられる。
利尿成分
・利尿作用を期待して、以下のような生薬成分が配合されている場合がある。
受診勧奨
・残尿感や尿量減少は一時的な体調不良等によるもののほかに、泌尿器系の疾患における自覚症状としても現れるので、注意したい。

漢方処方製剤
・以下の5つの漢方処方製剤についてはおさえておこう。なお、以下の漢方処方製剤は、いずれも1カ月くらいの比較的長期間使用されることがある。

ウワウルシ
・ウワウルシは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬である。利尿作用と、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
・日本薬局方収載のウワウルシは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
▼ ウワウルシ

出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。