2025年度 東京都 登録販売者試験 過去問/4 その他の循環器用薬
循環器用薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。
b イノシトールヘキサニコチネートは、末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
c 七物降下湯(しちもつこうかとう)は、体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に適すとされる。
d ユビデカレノンは、効果がみられるまでには時間がかかるため、症状の改善がみられなくても4週間以上は使用を続けるように説明することが重要である。
1(a、b)
2(a、c)
3(b、c)
4(b、d)
5(c、d)
正答
1(a、b) あなたの解答 正答
2(a、c) あなたの解答
3(b、c) あなたの解答
4(b、d) あなたの解答
5(c、d) あなたの解答
解説
○a 正しい。
○b 正しい。
×c 選択肢cの内容は、三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)の説明となっている。七物降下湯(しちもつこうかとう)は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされる。
×d ユビデカレノンは、2週間位使用して症状の改善がみられない場合には、心臓以外の病気が原因である可能性もあるため、漫然と使用を続けずに医療機関を受診するよう促すべきである。
基本事項
ルチン
・ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の増強、強化の効果を期待して用いられる。
ヘプロニカート、イノシトールヘキサニコチネート
・いずれの化合物もニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸のはたらきによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。ビタミンEと組み合わせ用いられることが多い。
ユビデカレノン(コエンザイムQ10)
・ユビデカレノンは「コエンザイムQ10」として一般的な知名度が高い。概要を確認しておこう。

・ユビデカレノンは、副作用として胃部不快感、食欲減退、吐きけ、下痢、発疹・痒(かゆ)みが現れることがある。注意点も多いので確認しておこう。

漢方処方製剤
・高血圧随伴症状に用いられる漢方処方製剤として、以下の2つをおさえておこう。

受診勧奨等
・高血圧や心疾患に伴う諸症状を改善する医薬品は、体質の改善や症状の緩和を主眼としており、高血圧や心疾患そのものの治療を目的とはしていない。高血圧や心疾患の人で、疾患の治療を行う場合は、医療機関を受診すべきである。

その他の循環器用薬とは
・その他の循環器用薬として、以下のものがある。詳細は各項目参照。

コウカ(紅花)
・コウカは、冷え症や血行不良に用いられる生薬成分である。
▼ コウカ(紅花)の概要

▼ コウカ(紅花)

出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。