2025年度 九州・沖縄ブロック 登録販売者試験 過去問/他の医薬品や食品との相互作用、飲み合わせ
医薬品の相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 複数の医薬品を併用した場合、医薬品の作用が増強したり、減弱したりすることを相互作用という。
イ 相互作用を回避するには、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じるおそれのある医薬品や食品の摂取を控えなければならないのが通常である。
ウ 一般用医薬品は安全性が比較的高いため、緩和を図りたい症状が明確である場合でも、本人が自覚していない症状に対しても効果が得られるように、様々な症状に合った複数の成分が配合された医薬品を選択することが望ましい。
エ 相互作用は、医薬品が吸収、分布、代謝又は排泄(はいせつ)される過程で起こることはなく、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものである。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 誤 誤
正答
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤 あなたの解答
2 正 正 誤 誤 あなたの解答 正答
3 正 誤 正 正 あなたの解答
4 誤 正 誤 正 あなたの解答
5 誤 誤 誤 誤 あなたの解答
解説
○ア 文章通り。
○イ 文章通り。
×ウ 誤り。相互作用による副作用のリスクを減らす観点から、緩和を図りたい症状が明確である場合には、なるべくその症状に合った成分のみが配合された医薬品を選択することが望ましい。
×エ 誤り。相互作用は、医薬品が吸収、分布、代謝又は排泄(はいせつ)される過程で起こるものと、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。
基本事項
相互作用の定義
・相互作用とは、複数の医薬品を併用した場合や、保健機能食品や食品と一緒に摂取した場合に、医薬品の作用が増強したり、減弱したりすることをいう。

・作用が増強すれば、作用が強く出過ぎたり、副作用が発生しやすくなり、また、作用が減弱すれば、十分な効果が得られないなどの不都合を生じる。
・相互作用には、医薬品が吸収、分布、代謝(体内で化学的に変化すること)または排泄(はいせつ)される過程で起こるものと、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。
・相互作用を回避するには、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じるおそれのある医薬品や食品の摂取を控えなければならないのが通常である。
b 食品との飲み合わせ
・食品と医薬品の相互作用は、しばしば「飲み合わせ」と表現され、食品と飲み薬が体内で相互作用を生じる場合が主に想定される。例として以下の3つのケースについて確認しておこう。

・また、外用薬や注射薬であっても、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性がある。
他の医薬品との成分の重複・相互作用
・一般用医薬品とその他の医薬品の相互作用について、注意点を確認しておこう。

・また、以下のケースでは登録販売者等のアドバイスが重要となる。

・一般用医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対し、医薬品の種類や使用する人の状態等に即して、同時に使用できない薬剤が医療機関・薬局から交付されている場合には、診療を行った医師若しくは歯科医師又は調剤した薬剤師に相談するよう【語句解説】説明がなされるべきである。 【語句解説】医師等への相談
・多くの生活者は、一般用医薬品の使用について、医師(歯科医師)や薬剤師に話すのをおろそかにしがちである。また、医師(歯科医師)、薬剤師も、処方や調剤をするときに、一般用医薬品を使用しているかどうか確認することまで思い至らないことがある。医療機関を受診する際に、使用している一般用医薬品があれば、その添付文書等を持参して見せるよう説明がなされるべきである。
出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。