当帰芍薬散の過去問 2/3/2022年度 東京都
Q:
婦人薬として使用される次の漢方処方製剤のうち、カンゾウを含まないものはどれか。
1 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
2 加味逍遙散(かみしょうようさん)
3 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
4 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
5 五積散(ごしゃくさん)
正答
1 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) あなたの解答 正答
2 加味逍遙散(かみしょうようさん) あなたの解答
3 桃核承気湯(とうかくじょうきとう) あなたの解答
4 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう) あなたの解答
5 五積散(ごしゃくさん) あなたの解答
解説
○1 正しい。
×2 加味逍遙散(かみしょうようさん)は、カンゾウを含む。
×3 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は、カンゾウを含む。
×4 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)は、カンゾウを含む。
×5 五積散(ごしゃくさん)は、カンゾウを含む。
基本事項
漢方処方製剤
・漢方処方製剤は、婦人薬として多くの種類が用いられる。それぞれの薬の特徴を把握しておこう。なお、これらのうち、温経湯、加味逍遙散、五積散、柴胡桂枝乾姜湯、桃核承気湯は構成生薬としてカンゾウを含む。


その他に配合される生薬
・婦人薬には、以下の生薬が用いられることもある。詳細はリンク先で確認しておこう。
▼ 鎮痛・鎮痙作用を期待して配合されるもの [リンク挿入 シャクヤク] [リンク挿入 ボタンピ]
▼ 鎮静作用を期待して配合されるもの [リンク挿入 サンソウニン] [リンク挿入 カノコソウ]
▼ 抗炎症作用を期待して配合されるもの [リンク挿入 カンゾウ]
▼ 胃腸症状に対する効果を期待して配合されるもの [リンク挿入 オウレン] [リンク挿入 ソウジュツ] [リンク挿入 ビャクジュツ] [リンク挿入 ダイオウ]
▼ 利尿作用を期待して配合されるもの [リンク挿入 モクツウ] [リンク挿入 ブクリョウ]
▼ 鎮痛・鎮痙作用を期待して配合されるもの [リンク挿入 シャクヤク] [リンク挿入 ボタンピ]
▼ 鎮静作用を期待して配合されるもの [リンク挿入 サンソウニン] [リンク挿入 カノコソウ]
▼ 抗炎症作用を期待して配合されるもの [リンク挿入 カンゾウ]
▼ 胃腸症状に対する効果を期待して配合されるもの [リンク挿入 オウレン] [リンク挿入 ソウジュツ] [リンク挿入 ビャクジュツ] [リンク挿入 ダイオウ]
▼ 利尿作用を期待して配合されるもの [リンク挿入 モクツウ] [リンク挿入 ブクリョウ]
月経の概要
・女性の月経は、子宮の内壁を覆っている膜(子宮内膜)が剥(はが)れ落ち、血液(経血)と共に排出される生理現象で、一生のうち妊娠可能な期間に、妊娠期間中などを除き、ほぼ毎月、周期的に起こる。 
閉経と更年期障害
・加齢とともに卵巣からの女性ホルモンの分泌が減少していき、やがて月経が停止して、妊娠可能な期間が終了することを閉経という。
・閉経の前後には、更年期(閉経周辺期)と呼ばれる移行的な時期があり、体内の女性ホルモンの量が大きく変動することがある。
・更年期においては、月経周期が不規則になるほか、不定愁訴【語句解説】として血の道症の症状に加え、冷え症、腰痛、頭痛、頭重、ほてり、のぼせ、立ちくらみ等の症状が起こることがある。こうした症候群を更年期障害という。
【語句解説】不定愁訴
・体のどの部位が悪いのかはっきりしない訴えで、全身の倦怠(けんたい)感や疲労感、微熱感などを特徴とする。更年期障害のほか、自律神経失調症等の心身症の症状として現れることが多い。
・閉経の前後には、更年期(閉経周辺期)と呼ばれる移行的な時期があり、体内の女性ホルモンの量が大きく変動することがある。
・体のどの部位が悪いのかはっきりしない訴えで、全身の倦怠(けんたい)感や疲労感、微熱感などを特徴とする。更年期障害のほか、自律神経失調症等の心身症の症状として現れることが多い。
血の道症
・血の道症とは、臓器・組織の形態的異常がなく、抑鬱(よくうつ)や寝つきが悪くなる、神経質、集中力の低下等の精神神経症状が現れる病態である。
・血の道症は、月経、妊娠、分娩(ぶんべん)、産褥(さんじょく。分娩後、母体が通常の身体状態に回復するまでの期間)、更年期等の生理現象や、流産、人工妊娠中絶、避妊手術などを原因とする異常生理によって起こるとされ、範囲が更年期障害よりも広く、年齢的に必ずしも更年期に限らない。
・血の道症は、月経、妊娠、分娩(ぶんべん)、産褥(さんじょく。分娩後、母体が通常の身体状態に回復するまでの期間)、更年期等の生理現象や、流産、人工妊娠中絶、避妊手術などを原因とする異常生理によって起こるとされ、範囲が更年期障害よりも広く、年齢的に必ずしも更年期に限らない。
月経前症候群
・血の道症のうち、月経の約10〜3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、抑うつなどの精神症状を主体とするものを、月経前症候群という。 
婦人薬の効能・効果
・婦人薬は、月経及び月経周期に伴って起こる症状を中心として、女性に現れる特有な諸症状(血行不順、自律神経系の働きの乱れ、生理機能障害等の全身的な不快症状)の緩和と、保健を主たる目的とする医薬品である。その効能・効果は幅広いので、以下確認しておこう。 
代表的な配合成分等、主な副作用
・婦人薬には、女性ホルモン成分や生薬、ビタミンを中心に配合される。詳細は各項目で説明する。
▼ 婦人薬の主な配合成分
▼ 婦人薬の主な配合成分
女性ホルモン成分(エチニルエストラジオール)
・女性ホルモン成分を補充する成分として、人工的に合成された女性ホルモンの一種であるエチニルエストラジオールは、エストラジオール(女性ホルモンの一種)を補充するものである。それぞれ適用部位から吸収され、循環血液中に移行する。
・女性ホルモン成分の使用にあたっては、注意すべき点がある。十分確認しておこう。
▼ 女性ホルモン成分の使用を避けるべき人と注意点
・女性ホルモン成分の使用にあたっては、注意すべき点がある。十分確認しておこう。
▼ 女性ホルモン成分の使用を避けるべき人と注意点
生薬成分
・婦人薬には、鎮静や鎮痛作用を期待して多くの生薬が用いられる。十分確認しておこう。
▼ 婦人薬に用いられる生薬成分
▼ 婦人薬に用いられる生薬成分
出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。