三黄瀉心湯の過去問 3/3/2023年度 九州・沖縄ブロック
循環器用薬及びその配合成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを下から一つ選びなさい。
1 コエンザイムQ10は、副作用として、胃部不快感、食欲減退、吐きけ、下痢、発疹(ほっしん)・痒(かゆ)みが現れることがある。
2 ヘプロニカートは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされ、ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い。
3 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)を使用している間は、副作用として便秘を生じやすいため、瀉下(しゃげ)薬との併用が推奨される。
4 高血圧や心疾患に伴う諸症状を改善する医薬品は、体質の改善又は症状の緩和を主眼としており、いずれも高血圧や心疾患そのものの治療を目的とするものではない。
正答
1 コエンザイムQ10は、副作用として、胃部不快感、食欲減退、吐きけ、下痢、発疹(ほっしん)・痒(かゆ)みが現れることがある。 あなたの解答
2 ヘプロニカートは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされ、ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い。 あなたの解答
3 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)を使用している間は、副作用として便秘を生じやすいため、瀉下(しゃげ)薬との併用が推奨される。 あなたの解答 正答
4 高血圧や心疾患に伴う諸症状を改善する医薬品は、体質の改善又は症状の緩和を主眼としており、いずれも高血圧や心疾患そのものの治療を目的とするものではない。 あなたの解答
解説
◯1 正しい。
◯2 正しい。
×3 誤り。三黄瀉心湯は構成生薬としてダイオウを含む。ダイオウは大腸を刺激して排便を促す成分であるため、本剤を使用している間は、瀉下(しゃげ)薬の使用を避ける必要がある。
◯4 正しい。
基本事項
ヘプロニカート、イノシトールヘキサニコチネート
・いずれの化合物もニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸のはたらきによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。ビタミンEと組み合わせ用いられることが多い。
ユビデカレノン(コエンザイムQ10)
・ユビデカレノンは「コエンザイムQ10」として一般的な知名度が高い。概要を確認しておこう。

・ユビデカレノンは、副作用として胃部不快感、食欲減退、吐きけ、下痢、発疹・痒(かゆ)みが現れることがある。注意点も多いので確認しておこう。

ルチン
・ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の増強、強化の効果を期待して用いられる。
その他の循環器用薬とは
・その他の循環器用薬として、以下のものがある。詳細は各項目参照。

コウカ(紅花)
・コウカは、冷え症や血行不良に用いられる生薬成分である。
▼ コウカ(紅花)の概要

▼ コウカ(紅花)

漢方処方製剤
・高血圧随伴症状に用いられる漢方処方製剤として、以下の2つをおさえておこう。

受診勧奨等
・高血圧や心疾患に伴う諸症状を改善する医薬品は、体質の改善や症状の緩和を主眼としており、高血圧や心疾患そのものの治療を目的とはしていない。高血圧や心疾患の人で、疾患の治療を行う場合は、医療機関を受診すべきである。

ビタミン成分を配合する目的
・高コレステロール改善薬には、ビタミンB2、ビタミンE等が配合されることがある。それぞれの成分がなぜ有効なのか確認しておこう。
①ビタミンB2
・ビタミンB2は、活性化することで糖質や脂質、コレステロールの代謝にかかわると考えられている。詳しく見ていこう。

②ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)
・ビタミンEは、血中コレステロール以上に伴う末梢血行障害の緩和等を目的として配合される。詳しく見ていこう。

出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。