麻子仁丸の過去問 3/3/2022年度 北陸・東海ブロック
Q:
一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
1 ピロキシカムが配合された外用鎮痛消炎薬は、一定期間又は一定回数使用しても症状の改善がみられない場合、ほかに原因がある可能性があるため、「長期連用しないこと」とされている。
2 無水カフェインを主薬とする眠気防止薬は、カフェインが胃液の分泌を亢進(こうしん)し、症状を悪化させるおそれがあるため、胃酸過多の症状がある人は「服用しないこと」とされている。
3 麻子仁丸(ましにんがん)は、鎮静作用の増強が生じるおそれがあるため、「服用前後は飲酒しないこと」とされている。
4 アスピリンは、外国において、ライ症候群の発症との関連性が示唆されているため、15歳未満の小児は「使用(服用)しないこと」とされている。
正答
1 ピロキシカムが配合された外用鎮痛消炎薬は、一定期間又は一定回数使用しても症状の改善がみられない場合、ほかに原因がある可能性があるため、「長期連用しないこと」とされている。 あなたの解答
2 無水カフェインを主薬とする眠気防止薬は、カフェインが胃液の分泌を亢進(こうしん)し、症状を悪化させるおそれがあるため、胃酸過多の症状がある人は「服用しないこと」とされている。 あなたの解答
3 麻子仁丸(ましにんがん)は、鎮静作用の増強が生じるおそれがあるため、「服用前後は飲酒しないこと」とされている。 あなたの解答 正答
4 アスピリンは、外国において、ライ症候群の発症との関連性が示唆されているため、15歳未満の小児は「使用(服用)しないこと」とされている。 あなたの解答
解説
○1 正しい。
○2 正しい。
×3 選択肢3の内容は、麻子仁丸ではなく「ブロモバレリル尿素又はアリルイソプロピルアセチル尿素が配合された解熱鎮痛薬、催眠鎮静薬、乗物酔い防止薬」と「抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬」であれば正しい。
○4 正しい。
基本事項
「長期連用しないこと」「○日以上(継続して)使用(服用)しないこと」「症状があるときのみの使用にとどめ、連用しないこと」等
・連用すると副作用等が現れやすくなる成分、効果が減弱して医薬品に頼りがちになりやすい成分又は比較的作用の強い成分が配合されている場合に記載される。
・症状が改善したか否かによらず、漫然と使用し続けることは避ける必要がある。
・症状が改善したか否かによらず、漫然と使用し続けることは避ける必要がある。
c 一定期間又は一定回数使用したあとに症状の改善が見られない場合に関する記載
・その医薬品の適用範囲でない疾患による症状や、合併症が生じている可能性等が考えられ、また、その医薬品の適用となる症状の性質にかんがみて、要指導医薬品又は一般用医薬品で対処できる範囲を超えており、医師の診療を受けることが必要な場合もある。
・漢方処方製剤では、ある程度の期間継続して使用されることにより効果が得られるとされているものが多いが、長期連用する場合には、専門家に相談する旨が記載されている(本記載がない漢方処方製剤は、短期の使用に限られるもの)。
・一般用検査薬では、検査結果が陰性であっても何らかの症状がある場合は、再検査するか又は医師に相談する旨等が記載されている。
・漢方処方製剤では、ある程度の期間継続して使用されることにより効果が得られるとされているものが多いが、長期連用する場合には、専門家に相談する旨が記載されている(本記載がない漢方処方製剤は、短期の使用に限られるもの)。
・一般用検査薬では、検査結果が陰性であっても何らかの症状がある場合は、再検査するか又は医師に相談する旨等が記載されている。
「服用前後は飲酒しないこと」
・摂取されたアルコールによって、医薬品の作用の増強、副作用を生じる危険性の増大等が予測される場合に記載されている。
「してはいけないこと」<大量に使用(服用)しないこと>

1)添付文書の読み方
・法第52条第2項の規定により、要指導医薬品、一般用医薬品及び薬局製造販売医薬品には、それに添付する文書(添付文書)またはその容器もしくは被包に、「用法、用量その他使用及び取扱い上の必要な注意」等の記載が義務づけられている。
▼ 記載事項は添付文書に記載されることが多い
・一般用医薬品の添付文書の記載は、以下のような構成となっている。
▼ 記載事項は添付文書に記載されることが多い
改定年月/添付文書の必読及び保管に関する事項/販売名、薬効名及びリスク区分/製品の特徴
してはいけないこと(別項「してはいけないこと」一覧」参照)
・守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。一般用検査薬では、その検査結果のみで確定診断はできないので、判定が陽性であれば速やかに医師の診断を受ける旨が記載されている。
a 「次の人は使用(服用)しないこと」
・アレルギーの既往歴、症状や状態、基礎疾患、年齢、妊娠の可能性の有無、授乳の有無等からみて重篤な副作用を生じる危険性が特に高いため、使用を避けるべき人について、生活者が自らの判断で認識できるよう記載することとされている。※
・また、その医薬品では改善が期待できない症状等や、使用によって状態が悪化するおそれのある疾病や症状で、一般の生活者において誤って使用されやすいものがある場合等にも、適正使用を図る観点から記載がなされる。
・重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、喘息(ぜんそく)等が掲げられている医薬品では、アレルギーの既往歴がある人等は使用しないこととして記載されている。
・小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品では、通常、「次の人は使用(服用)しないこと」の項に「15歳未満の小児」、「6歳未満の小児」等として記載されている。
・具体的な内容については「してはいけないこと」一覧」参照。 ※「一般用黄体形成ホルモンキットに係る情報提供の徹底について」(平成30年5月31日付け薬生総発0531第1号、薬生安発0531第1号、薬生機審発0531第1号厚生労働省医薬・生活衛生局総務課長、医薬品安全対策課長及び医療機器審査課長連名通知)において、一般用黄体形成ホルモンキットでは、検査結果が陰性であっても確実に避妊できるものではないので、避妊目的で使用できないことを周知徹底するよう求めている。
・また、その医薬品では改善が期待できない症状等や、使用によって状態が悪化するおそれのある疾病や症状で、一般の生活者において誤って使用されやすいものがある場合等にも、適正使用を図る観点から記載がなされる。
・重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、喘息(ぜんそく)等が掲げられている医薬品では、アレルギーの既往歴がある人等は使用しないこととして記載されている。
・小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品では、通常、「次の人は使用(服用)しないこと」の項に「15歳未満の小児」、「6歳未満の小児」等として記載されている。
・具体的な内容については「してはいけないこと」一覧」参照。 ※「一般用黄体形成ホルモンキットに係る情報提供の徹底について」(平成30年5月31日付け薬生総発0531第1号、薬生安発0531第1号、薬生機審発0531第1号厚生労働省医薬・生活衛生局総務課長、医薬品安全対策課長及び医療機器審査課長連名通知)において、一般用黄体形成ホルモンキットでは、検査結果が陰性であっても確実に避妊できるものではないので、避妊目的で使用できないことを周知徹底するよう求めている。
c 「本剤を使用(服用)している間は、次の医薬品を使用(服用)しないこと」
・要指導医薬品または一般用医薬品は、複数の有効成分が配合されている場合が多く、使用方法や効能・効果が異なる医薬品同士でも、同一成分又は類似の作用を有する成分が重複することがある。併用すると作用の増強、副作用等のリスクの増大が予測されるものについて注意を喚起し、使用を避ける等適切な対応が図られるよう記載されている。
・なお、医療用医薬品との併用については、医療機関で治療を受けている人が、治療のために処方された医薬品の使用を自己判断で控えることは適当でないため、「相談すること」の項において、「医師(又は歯科医師)の治療を受けている人」等として記載されている。
・具体的な内容については「してはいけないこと」一覧」参照。
・なお、医療用医薬品との併用については、医療機関で治療を受けている人が、治療のために処方された医薬品の使用を自己判断で控えることは適当でないため、「相談すること」の項において、「医師(又は歯科医師)の治療を受けている人」等として記載されている。
・具体的な内容については「してはいけないこと」一覧」参照。
d その他「してはいけないこと」
・副作用又は副作用により誘発される事故の防止を図るため、避けるべき事項が記載されている。
・小児では通常当てはまらない内容もあるが、小児に使用される医薬品においても、その医薬品の配合成分に基づく一般的な注意事項として記載されている。
・その主なものとして、以下のような記載がある。具体的な内容については「してはいけないこと」一覧」参照。
・小児では通常当てはまらない内容もあるが、小児に使用される医薬品においても、その医薬品の配合成分に基づく一般的な注意事項として記載されている。
・その主なものとして、以下のような記載がある。具体的な内容については「してはいけないこと」一覧」参照。
出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。