茵蔯蒿湯の過去問 3/3/2024年度 中国・四国ブロック
以下の記述について、あてはまる漢方処方製剤はどれか。
体力中等度以上で口渇があり、尿量少なく、便秘するものの蕁麻疹(じんましん)、口内炎、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
1 茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)
2 当帰飲子(とうきいんし)
3 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)
4 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
正答
1 茵蔯蒿湯(いんちんこうとう) あなたの解答 正答
2 当帰飲子(とうきいんし) あなたの解答
3 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう) あなたの解答
4 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん) あなたの解答
解説
◯1 正しい。
×2 選択肢1が正しい。
×3 選択肢1が正しい。
×4 選択肢1が正しい。
基本事項
漢方処方製剤(茵蔯蒿湯)
・口内炎用薬に用いられる漢方処方製剤として、茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)が挙げられる。詳細を確認しておこう。

口内炎、舌炎の概要
・口内炎や舌炎は、いずれも口腔粘膜に生じる炎症で、代表的な口腔疾患である。口腔の粘膜上皮に水疱(すいほう)や潰瘍(かいよう)ができて痛み、ときに口臭を伴う。
・発生の仕組みは必ずしも解明されていないが、栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足、唾液分泌の低下、口腔内の不衛生などが要因となって生じることが多いとされる。
▼ 口内炎、舌炎の原因と考えられるもの

口内炎用薬
・口内炎用薬は、口内炎、舌炎の緩和を目的として口腔内局所に適用される外用薬である。抗炎症成分、殺菌消毒成分、生薬成分が用いられる。
▼ 口内炎用薬で用いられる成分

相互作用
・口内炎用薬は、口腔内を清浄にしてから使用することが重要であり、口腔咽喉薬、含嗽薬(がんそうやく)などを使用する場合には、十分な間隔を置くべきである。
受診勧奨
・症状によっては、口内炎用薬の使用が適さない可能性もある。登録販売者の適切なアドバイスが重要となる可能性もあるので、以下のケースを確認しておこう。

歯痛の原因と歯痛薬(外用)の特徴
・歯痛は、多くの場合、歯の齲蝕(うしょく。むし歯)とそれに伴う歯髄炎によって起こる。
・歯痛薬は、歯の齲蝕(うしょく)による歯痛を応急的に鎮めることを目的とする一般用医薬品であり、歯の齲蝕(うしょく)が修復されることはなく、早めに医療機関(歯科)を受診して治療を受けることが基本となる。

歯痛薬に配合される成分
・歯痛薬には、痛みを鎮める局所麻酔成分と、齲蝕(うしょく)を生じた部分における細菌増殖を抑えるための殺菌消毒成分、抗炎症作用を持つ生薬成分が用いられる。

歯肉炎と歯周炎
・歯と歯肉の境目にある溝(歯肉溝)では細菌が繁殖しやすく、歯肉に炎症を起こすことがある。
・歯肉炎が重症化して、炎症が歯周組織全体に広がると歯周炎(歯槽膿漏(しそうのうろう))となる。

歯槽膿漏薬の特徴
・歯槽膿漏(しそうのうろう)薬は、歯肉炎、歯槽膿漏の諸症状(歯肉からの出血や膿(う)み、歯肉の腫れ、むずがゆさ、口臭、口腔内の粘り等)の緩和を目的とする医薬品である。
・患部局所に適用される外用薬と、外用薬と併せて用いると効果的な内服薬がある。
▼ 歯槽膿漏薬の役割

出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。