猪苓湯の過去問 1/3/2024年度 中国・四国ブロック
以下の記述について、あてはまる漢方処方製剤はどれか。
体力に関わらず使用でき、排尿異常があり、ときに口が渇くものの排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみに適すとされる。
1 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
2 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
3 猪苓湯(ちょれいとう)
4 四物湯(しもつとう)
正答
1 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう) あなたの解答
2 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう) あなたの解答
3 猪苓湯(ちょれいとう) あなたの解答 正答
4 四物湯(しもつとう) あなたの解答
解説
×1 選択肢3が正しい。
×2 選択肢3が正しい。
◯3 正しい。
×4 選択肢3が正しい。
基本事項
漢方処方製剤
・以下の5つの漢方処方製剤についてはおさえておこう。なお、以下の漢方処方製剤は、いずれも1カ月くらいの比較的長期間使用されることがある。

その他の泌尿器用薬の目的
・痔疾用薬以外の泌尿器用薬は、残尿感や排尿に際して不快感のあるもの、尿量減少、多尿などの改善に用いられる。
代表的な配合成分等、主な副作用
・以下で挙げられている成分は、すべて生薬成分である。

尿路消毒成分(ウワウルシ)
・ウワウルシは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬である。利尿作用と、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
・日本薬局方収載のウワウルシは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
▼ ウワウルシ

利尿成分
・利尿作用を期待して、以下のような生薬成分が配合されている場合がある。
カゴソウ(夏枯草)
・シソ科のウツボグサの花穂を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
・日本薬局方収載のカゴソウは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
▼ カゴソウ

キササゲ
・ノウゼンカズラ科のキササゲ等の果実を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
▼ キササゲ

サンキライ(山帰来)
・ユリ科のケナシサルトリイバラの塊茎(かいけい)を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
▼ サルトリイバラ

ソウハクヒ(桑白皮 )
・クワ科のマグワの根皮を基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
▼ マグワ

・日本薬局方収載のキササゲ、サンキライ、ソウハクヒは、煎薬として尿量減少に用いられる。
モクツウ(木通)
・アケビ科のアケビまたはミツバアケビの蔓(つる)性の茎を、通例、横切りしたものを基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して配合される。
▼ アケビ

・中国等では、アリストロキア酸を含有するキダチウマノスズクサを用いたものがモクツウとして流通していることがある。
出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。