防風通聖散の過去問 2/3/2022年度 奈良県
次の一般用医薬品の漢方処方製剤のうち、添付文書の「相談すること」の項目中に「次の症状がある人」として「排尿困難」と記載されているものを1つ選びなさい。
1 桂枝湯(けいしとう)
2 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
3 小柴胡湯(しょうさいことう)
4 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
5 麦門冬湯(ばくもんどうとう)
正答
1 桂枝湯(けいしとう) あなたの解答
2 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん) あなたの解答 正答
3 小柴胡湯(しょうさいことう) あなたの解答
4 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう) あなたの解答
5 麦門冬湯(ばくもんどうとう) あなたの解答
解説
ポイント:良問。まずマオウが配合されている漢方処方製剤を把握していることが問われ、排尿困難の人にマオウを使用する際の注意点までを理解しておく必要がある。
×1 選択肢2が正しい。
○2 正しい。防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は構成生薬としてマオウを含む。排尿困難と診断された人では、構成生薬としてマオウを含む漢方処方製剤の使用にあたり「相談すること」とされている。排尿筋の弛緩(しかん)と括約筋の収縮が起こり、尿の貯留をきたすおそれがあるため。特に、前立腺肥大症を伴っている場合、尿閉を引き起こすおそれがある。
×3 選択肢2が正しい。
×4 選択肢2が正しい。
×5 選択肢2が正しい。
基本事項
1)添付文書の読み方
・法第52条第2項の規定により、要指導医薬品、一般用医薬品及び薬局製造販売医薬品には、それに添付する文書(添付文書)またはその容器もしくは被包に、「用法、用量その他使用及び取扱い上の必要な注意」等の記載が義務づけられている。
▼ 記載事項は添付文書に記載されることが多い

・一般用医薬品の添付文書の記載は、以下のような構成となっている。
改定年月/添付文書の必読及び保管に関する事項/販売名、薬効名及びリスク区分/製品の特徴
相談すること(別項「相談すること」一覧参照)
・その医薬品を使用する前に、その適否について専門家に相談した上で適切な判断がなされるべきである場合として、以下のような記載がある。
f 「次の症状がある人」
・その医薬品の使用の適否について、一般の生活者において適切な判断を行うことが必ずしも容易でなく、軽率な使用がなされると状態の悪化や副作用等を招きやすい症状(その医薬品では改善が期待できないにもかかわらず、一般の生活者が誤って使用してしまいやすい症状を含む。)や、その状態等によっては医療機関を受診することが適当と考えられる場合について記載されている。
・専門家に相談しながら、個々の状態に応じて慎重な判断がなされるべきであり、症状の内容や程度によっては、要指導医薬品又は一般用医薬品の使用によらず、医療機関を受診するべきであることもある。
・具体的な内容については別項「相談すること」<特定の症状・状態>参照。
「相談すること」<妊婦又は妊娠していると思われる人>
出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に準拠。