2 殺虫剤・忌避剤
殺虫剤・忌避剤の分類
・殺虫剤・忌避(きひ)剤は、ハエ、ダニ、蚊等の衛生害虫の防除を目的とするものと、それ以外のものがある。衛生害虫の防除を目的とする殺虫剤・忌避剤は、医薬品または医薬部外品として、法による規制の対象とされている。
殺虫剤・忌避剤の分類
忌避剤の特徴
・忌避(きひ)剤は、蚊よけなどで用いられる薬剤である。特徴をおさえておこう。
衛生害虫の定義
・衛生害虫とは、疾病を媒介したり、飲食物を汚染するなどして、保健衛生上の害を及ぼす昆虫等のことである。外敵から身を守るために人体に危害を与えることがあるもの(ハチ、ドクガ、ドクグモ、サソリ等)は衛生害虫に含まれない。
a ハエの概要と防除の基本
b 蚊の概要と防除の基本
c ゴキブリの概要と防除の基本
d シラミの概要と防除の基本
e トコジラミの概要と防除の基本
f ノミの概要と防除の基本
g イエダニ、ツツガムシの概要と防除の基本
h 屋内塵性ダニの概要と防除の基本
2)代表的な配合成分・用法、誤用・事故等への対処
・殺虫剤に用いられる成分は、以下のように多くの種類がある。殺虫剤の使用にあたっては、殺虫作用に対する抵抗性が生じるのを避けるため、同じ殺虫成分を長期間連用せず、いくつかの殺虫成分を順番に使用していくことが望ましい。
殺虫剤に配合される主な成分
a 有機リン系殺虫成分
b ピレスロイド系殺虫成分
c カーバメイト系殺虫成分、オキサジアゾール系殺虫成分
d 有機塩素系殺虫成分
e 昆虫成長阻害成分
f その他の成分
主な剤形、用法
・殺虫剤、忌避(きひ)剤は、剤形や用法が様々であることも特徴の一つである。それぞれの成分が効果的に作用するために様々な剤形が用いられるので、各剤形の特徴をおさえておこう。
殺虫剤、忌避(きひ)剤で用いられる主な剤形
a スプレー剤
b 燻蒸(くんじょう)剤
c 毒餌剤(誘因殺虫剤)
d 蒸散剤
e 粉剤・粒剤
f 乳剤・水和剤
g 油剤
殺虫剤を使用する際の一般的な留意事項
忌避剤を使用する際の一般的な留意事項
ディートは6カ月未満の乳児NG
・ディートについては、外国において動物実験(ラット皮膚塗布試験)で神経毒性が示唆されているため、ディートを含有する忌避剤(医薬品及び医薬部外品)は、生後6カ月未満の乳児への使用を避けることとされている。
・また、生後6ヶ月から12歳未満までの小児については、顔面への使用を避け、以下の1日の使用限度を守って使用する必要がある。