6 小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)
夜泣き、ひきつけ、疳(かん)の虫
・小児では、特段身体的な問題がなく、基本的な欲求が満たされていても、夜泣き、ひきつけ、疳(かん)の虫等の症状が現れることがある。
・これらの症状の原因として、以下のものが考えられる。
・なお、身体的な問題がなく生じる夜泣きやひきつけ、疳(かん)の虫等の症状は、成長に伴って自然に治まるのが普通である。発達段階の一時的な症状と保護者が達観することも重要であり、保護者側の安眠を図ることを優先して小児鎮静薬を使用するのは適当ではない。
小児鎮静薬
・小児鎮静薬は、夜泣き、ひきつけ、疳(かん)の虫といった症状を鎮めるほか、小児における虚弱体質、消化不良などの改善を目的とする医薬品(生薬製剤・漢方処方製剤)である。
小児鎮静薬の役割
1)代表的な配合生薬等、主な副作用
・小児の疳(かん)は、乾という意味もあるとも言われ、やせて血が少ないことから生じると考えられている。そのため、小児鎮静薬には、鎮静作用のほか、血液の循環を促す作用があるとされる生薬成分を中心に配合されている。
小児の疳を適応症とする生薬成分
・小児の疳(かん)に適すとされる生薬は数多い。以下確認しておこう。
カンゾウ(甘草)
・カンゾウについては、小児の疳(かん)を適応症とする生薬製剤では主として健胃作用を期待して用いられ、配合量は比較的少ないことが多いが、他の医薬品等から摂取されるグリチルリチン酸も含め、その総量が継続して多くならないよう注意されるべきである。