問題を解く
GL220

精神神経系に現れる副作用

精神神経障害

・医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受けると、以下の精神神経症状を生じることがある。

医薬品の副作用としての主な精神神経障害

精神神経障害

・なお、精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。これらの症状が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。

髄膜炎の特徴

・髄膜炎とは、脳の周りを覆う髄膜に炎症が起こる病気で、原因により、細菌性髄膜炎、結核性髄膜炎、真菌性髄膜炎、ウイルス性髄膜炎に分けられる。

無菌性髄膜炎の特徴

・無菌性髄膜炎は、髄膜炎の所見がみられるにもかかわらず、髄液に細菌が検出されないものを指す。大半はウイルス性であるが、マイコプラズマ感染症やライム病【語句解説】、医薬品の副作用により起こることもある。

・多くの場合、発症は急性で、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐(おうと)、意識混濁等の症状が現れる。これらの症状が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止し、医師の診療を受ける必要がある。

・早期に原因医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好であることがほとんどであるが、重篤な中枢神経系の後遺症が残った例も報告されている。また、過去に軽度の症状を経験した人の場合、再度、同じ医薬品を使用することにより再発し、急激に症状が進行する場合がある。なお、以下の人は発症リスクが高いので、医薬品の使用時に注意しておくべきである。

医薬品の副作用による無菌性髄膜炎の発症リスクが高い人

無菌性髄膜炎の特徴

【語句解説】ライム病

・ライム病の原因となる細菌を持つマダニに咬まれることで起こる病気である。発症早期では大きな紅斑(こうはん)ができ、のちに疲労感や発熱、頭痛、筋肉痛などの症状が数カ月続く。より重篤な症状として、髄膜炎等がみられることもある。早期に治療されない場合、数カ月から数年後には膝関節の腫れなどの症状が現れる。

心臓や血管に作用する医薬品による頭痛やめまい、浮動感、不安定感等

・心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感(体がふわふわと宙に浮いたような感じ)、不安定感(体がぐらぐらする感じ)等が生じることがある。これらの症状が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。

・このほか、医薬品を長期連用したり、過量服用するなどの不適正な使用によって、倦怠(けんたい)感や虚脱感等を生じることがある。医薬品の販売等に従事する専門家は、販売する医薬品の使用状況にも留意する必要がある。